【60歳以上限定】ピアノ初心者はどこまで弾ける?上達の秘訣を徹底解説!

ピアノ

    この記事では、60歳からピアノを始めてどこまで上達できるのかを徹底解説しています。

    この記事で解決できるお悩み
    • 60歳からピアノを始めるのは遅い?
    • 練習のコツを知りたい
    • 60歳からピアノを始めたらどこまで上達する?
    • 楽譜はどんなものからが良い?

    こんなお悩みを解決できる記事となっています。

    というのも、筆者の父も70歳。
    以前から「ピアノを演奏できるようになりたい」と言っており、実際にこの記事にある内容を伝えたことで、今では毎日楽しんでピアノを演奏できるようになったからです。

    この記事に書いてあることを実践することで、60歳からでもピアノを始めても遅くはないということがわかるはずです。

    記事の前半では「60歳からピアノを始めても遅くない理由」を解説し、後半では「上達するためのコツ」を具体的に解説します。

    Table of Contents

    60歳以上からピアノを始めても遅くない理由

    結論からいうと「60歳からピアノを始めても遅くありません」
    その理由は以下の3つです。

    楽譜が読めなくても大丈夫

    最初は楽譜が読めなくても大丈夫です。

    なぜなら、「きちんと学習しなければ楽譜は読めない」から。

    たとえば「あいうえおの50音」を学習したときのことを思い出してください。
    最初は一つひとつの文字をなぞりながら、発音しながら書けるようになりましたよね。
    楽譜を読むのも同じです。

    一つ一つ音符の位置と音を確認しながら、少しずつ読めるようになります。
    なので、最初から楽譜を理解できる必要はありません。

    誰でも初めは初心者です。ちょっと学べばすぐに理解できますよ。

    脳科学的に60歳からでも習得可能!

    60歳からでも新しいことを習得することは可能です。
    脳の機能は、使えば使うほど、成長することがわかっているからです。
    「60の手習い」なんて言葉がありますよね。なので、昔から日本人がわかっていたことなのかもしれません。

    とくにピアノの練習は脳の活性化に役立ち、新しい神経回路を作る手助けにもなるとのこと。
    指を動かし、目で楽譜を読み、耳で音を確かめるピアノは、60歳からでもまったく遅くはありません。

    何かを始めるのに遅いということはありません。一番の不幸は「チャレンジしないこと」です。

    実際に60歳からピアノを始めた人の成功例

    実際に60歳からピアノを始め、数年でクラシック曲を演奏できるようになった方もいます。YouTubeなどには同じ年代の人がピアノを弾く動画がたくさんあるので、きっと励みになるはずです。

    実例を見ることで「自分にもできる」と感じることができるはず。
    動画は記事の後半で紹介しています。

    人の演奏を見ることで、イメージしやすくなりますよ!

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    60歳以上からピアノを始めるとどこまで上達するのか

    気になるのが「60際以上からピアノを始めてどこまで上達するのか?」ですよね。

    結論から述べると「熱意やモチベーション、あるいは才能によって人それぞれ」というのが答えです。具体的なポイントを以下の5つにまとめました。

    • どこまで上達するかは人それぞれ
    • 才能には個人差がある
    • 誰でも最初は指が動かない
    • 3ヶ月程度で童謡が弾ける!
    • 1年継続すれば、初級のクラシックに挑戦!

    どこまで上達するかは人それぞれ

    上記のように、どこまで上達するかは「人それぞれ」と考えた方が良いでしょう。
    なぜなら、ピアノを演奏したい目的やレベルによって達成度が違うからです。

    たとえば「クラシックの名曲を弾きたい」「結婚式の余興で演奏したい」「生涯の新しい趣味として続けたい」など、ピアノを演奏したい理由は異なりますよね。

    なので、どこまで上達するかは「どんな曲を弾きたいか」という動機によって変わってくると考えてみてください。

    ただし、独学のみでリストの「ラ・カンパネラ」やベートーヴェンのソナタ「悲愴」を演奏するのはかなり可能性が低いです。

    小さなゴールを積み重ねていくと、いつの間にか上達しているはず。

    才能には個人差がある

    「自分がどこまで上達するのか」は才能にもよります。
    というのも、才能にはどうしても個人差があるからです。
    とはいえ「才能がないから無理」と思う必要はありません。

    たとえば、「毎日コツコツ練習する」「レッスンに通ってみる」「良い演奏を積極的に聴く」など、できることを積み重ねることが大切です。

    同じ時期に始めた人が自分より上達してても「才能には個人差がある」と思って、楽しみながら続けてください。

    周りを気にせず、自分のペースで!

    誰でも最初は指が動かない

    初心者は誰でも最初は指が思うように動きません
    ピアノを演奏するには、弾きやすい手の動かし方や、ある種の「筋トレ」が必要だからです。
    スポーツでも同じですよね。

    たとえば、マラソン初心者はすぐに息切れしてしまいますが、トレーニングを重ねることで、心肺機能が向上し、やがて長い距離も走れるようになります
    年齢を重ねても同じです。

    なので、誰でも最初は指が動かないのは当然なので、気にする必要はありません。

    最初から演奏できるのは、極めて稀な天才だけです。

    3ヶ月程度で童謡が弾ける!

    3ヶ月ほど練習を続けると、簡単な童謡やポピュラーソングが弾けるようになります
    (もちろん継続して練習している前提ですよ)。

    というのも、3ヶ月も練習していると、少しずつ楽譜と指が連動し始めるからです。
    初めは両手を使うのが難しく感じるかもしれませんが、ゆっくり練習すれば自然にできるようになります。

    童謡やごく初心者向けの楽譜なら演奏できるようになっているはず。
    まずは、3ヶ月程度で童謡が弾けるようになることを目指しましょう

    最初の3ヶ月だけでも続けてみてください!

    1年継続すれば、初級のクラシックに挑戦!

    1年ほど練習を続けると、「エリーゼのために」などの初級版楽譜に挑戦できるレベルに到達する人も。
    指もかなり動かせるようになり、音符の位置も楽譜を見てすぐに判断できるようになるからです。

    1曲を読み通すのに3時間かかっていたものが、この頃には1時間、あるいは30分で最後まで読めるようになる方もいるでしょう。

    なので1年継続で、クラシック音楽の初級版楽譜を演奏することを目安にしてみてください。

    3ヶ月の次の目標は1年。ここまで来るとかなり技術がアップしているはずです。

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    60歳以上からピアノを始めて上達するには【コツは4つだけです】

    上達を早めるためのコツ4つを紹介します。
    どれも難しいことではないので、頭の隅に入れておいてください。
    以下で1つずつ解説します。

    1. 1日15分だけ練習する
    2. 片手ずつ練習する
    3. 周りと比べない
    4. 「慣れるより習う」方がおすすめ

    1日15分だけ練習する

    長時間の練習は必要ありません。1日15分でも毎日続けることが大切
    なぜなら、毎日2〜3時間練習するのは「疲れる」し「継続できない理由になる」からです。

    たとえば、「何があっても3時間練習する」という目標は、無理がありますよね。
    ピアノに限ったことではないはずです。

    なので、大きな目標は立てずに、「空いた時間」や「気が向いた時間」に15分程度練習する方がトータルで早い上達につながります。

    自分に負荷のかからない時間がベスト。30分時間がとれるなら、30分でもOK。

    片手ずつ練習する

    両手で弾くのは難しいので、まずは片手ずつ練習するのがコツ
    というのも、最初から両手で演奏するのは「かなり難しい」からです。
    これは、子供の頃から習っている人でも「難しい」です。
    音大生レベルくらいならできるかなと・・・。

    なので、最初は右手の練習、左手の練習と片手ずつの練習が重要です。
    弾きづらいところを確認しながら、ゆっくりと進めてください

    かっこよく、エレガントに弾きたい気持ちはわかりますが、まずは片手練習を心がけてみましょう。回り道のように思いますが、これが上達への近道です。

    じっくりとピアノと向き合うことがポイントです。

    周りと比べない

    他人と比較してしまうとモチベーションが下がることも。
    なので、同じくらいの年代の人が先に進んでいても、気にする必要はありません

    目標が異なる場合もあるし、モチベーションも違うので。
    モーツァルトを弾けるようになりたい人」と「新しい趣味として楽しみたい人」と、目的は人それぞれです。

    なので、周りと比べずに「自分のペースで楽しみながら練習を続ける」ことを心がけてください。

    楽しみながら練習することが何よりも大事です。

    「慣れるより習う」方がおすすめ

    「習うより慣れろでしょ?」と思った方、実は逆です。
    独学も可能ですが、上達を早めるにはピアノ教室やオンラインレッスンを活用するのがおすすめです。

    独学だと自分勝手なやり方や、手のクセがついてしまう場合が多いからです。
    人からアドバイスをもらう方が、格段に上達が早くなります。

    仕事でも同じですよね。
    一人で悩んでいた問題でも「先輩や上司に相談したら一瞬で解決した」という経験が誰にでもあるはず。

    これはピアノ学習でも同じ。
    「慣れるより習う」方が、60歳以上の方が早く上達するポイントです。
    疑問に思ったことや、的確なアドバイスを得られるのもレッスンに通う大きなメリットと言えます。

    独学よりもきちんとレッスンを受ける方が上達が早いです。

    楽器がもらえるピアノ教室

    「レッスンに通うのはちょっとな・・・」という方も多いはず

    今からピアノ教室に通うのはちょっとな・・・
    という人も多いと思います。
    僕の父も「いまさら人様の家に行くなんて恥ずかしい」って言ってました。

    なので、その気持ちは筆者もよくわかります。
    とはいえ、「新しい趣味としてピアノを始めたい!」という気持ちはとっても貴重で尊いものです。

    レッスン教室に通うことに抵抗感がある人には、オンラインレッスンがおすすめ
    オンラインレッスンなら、教室に通わずに自宅でレッスンを受けられますよ!

    対面レッスンと同じなので、教室に通わなくてOKです。

    オンラインレッスンで用意するもの

    「準備が大変そう」と思いますが、用意するものは以下の3つだけ。

    • ピアノ(電子ピアノ可)
    • スマートフォンなどの通信機器(ガラケーは不可)
    • インターネット回線

    この3つがあればオンラインレッスンを受けられます。
    この他、音にこだわりたい人はマイクを用意するのも良いでしょう。

    楽器を無料でもらえる音楽教室もあります。

    オンラインピアノレッスンならPiaDOORがおすすめ

    どこが良いか迷ったら、オンラインピアノレッスンに特化したスクールPiaDOOR(ピアドア)がおすすめ。

    というのも筆者の父もここでレッスンを受けて、楽しくピアノを練習しているので。
    身近に使っている人がいるので、信頼できるかなと。

    レッスン内容や先生も選べて、都合にあったレッスン時間も指定できますよ。
    PiaDOOR専属の先生が解説してくれています。

    出典;YouTube

    無料体験レッスンが受けられる

    PiaDOORでは、レッスン入会前に無料体験を受けられます。
    求人倍率40倍という狭き門を通過した優れた先生に、無料でレッスンを受けられるなんて滅多にない機会です。

    もちろん、「合わないな」と思ったら入会する必要はありません。
    ただ、無料体験後3日以内に入会すると、入会金11.000円が無料に!
    さらに、入会後2ヶ月間はレッスン料25%オフになるとのこと

    このキャンペーンはいつ終わるかわからないので、気になる方はぜひチェックしてみてください!詳細は下記のバナーリンクをクリックから。

    口コミや評判が気になる方は、こちらの記事が参考になりますよ。

    ピアノ演奏で得られるメリット3つ

    ここで紹介するメリットは次の3つです。1つずつ解説します。

    • 認知機能が向上する
    • 音楽を楽しむ喜びが得られる(ストレス解消)
    • 同じ趣味を持った新しい仲間に出会える

    認知機能が向上する

    ピアノの練習は脳を活性化させ、認知機能の向上につながるといわれています。

    というのも、ピアノ演奏は指を動かしながら楽譜を読むことで、脳が活発に働くためです。
    「最近判断力が遅くなったな」と感じる方の改善にも役立つはずです。

    認知機能が保たれることで、生活の質(QOL)の改善にも繋がりますね。

    音楽を楽しむ喜びが得られる(ストレス解消)

    ピアノを弾くことでリラックスでき、ストレス解消につながります。
    好きな曲を演奏できるようになると、さらに楽しさが増すはずです。

    憧れの曲を「自分が実際に演奏している」なんて、めちゃくちゃ素敵なことだと思いませんか?

    ただ憧れていた頃の自分と、そこに到達した自分を比べると、人生の満足度が格段にアップしていることが実感できるでしょう。

    同じ趣味を持った新しい仲間に出会える

    ピアノを通じて、同じ趣味を持つ人とつながることができます。
    というのも、教室やオンラインコミュニティでは、定期演奏会や発表会を実施するケースが多いからです。

    たとえば、ご自身と同じように、定年退職してからピアノを始めた人との出会いもあるでしょう。さらには、年齢や性別を超えて同じ趣味を共有する仲間に出会える可能性も十分にあります。

    同じ趣味の仲間と出会えば、ピアノへのモチベーションもきっと上がるはずです。

    参考|音楽教育実践ジャーナルvol14.2016

    60歳からピアノを始める人におすすめの楽譜3選

    知識ゼロからのピアノと楽譜入門 (幻冬舎単行本)

    初心者向けの簡単な楽譜で、知識ゼロからの人にピッタリです。

    60歳からのピアノ超入門 (趣味で楽しむピアノ・レッスンシリーズ) 

    60歳以上の方でも弾きやすいように、大きめの楽譜と分かりやすい解説がついています。

    はじめてでも最後まで弾ける 大人のピアノ名曲77 

    クラシックやポピュラーソングなど、幅広いジャンルの曲が楽しめる楽譜です。

    60代からピアノを始めたらこうなった!(動画紹介)

    60歳からピアノを始めて8年9ヶ月目の素晴らしい演奏です

    実際に60歳からピアノを始めた方が演奏するバッハの平均律クラヴィーア曲集1番です。

    出典:YouTube

    60才でピアノ初挑戦

    シニア世代の方が弾く素敵な「エリーゼのために」

    出典:YouTube

    ノリ漁師・徳永さんの「ラ・カンパネラ」

    努力と継続の大切さを感じる、心温まるピアノ演奏の動画です。
    とてつもない情熱と血の滲むような練習をされたことでしょう。
    テレビでも一時大きな話題となりましたね。
    演奏者の海苔漁師・徳永さんは52歳から始めて、7年でここまでになったのだそう。
    現在は61歳(62歳?)です。

    出典;YouTube

    初心者におすすめの電子ピアノ3選(最初はキーボードでもOK!)

    ピアノを今から買うのは難しいという方は、電子ピアノでもOKです。
    初心者なら3万円〜5万円代のものを購入すると良いでしょう。

    それも難しければ、キーボードでも大丈夫です。
    ただ88鍵フルを選ぶように注意してくださいね。
    今回はおすすめの電子ピアノを3機種紹介します。

    ヤマハ YAMAHA 電子ピアノ Pシリーズ 88鍵盤 ブラック P-45B

    Roland ローランド 電子ピアノ DigitalPiano GOシリーズ 88鍵盤 

    KORG(コルグ) 電子ピアノ Liano 88鍵盤

    60歳からピアノを始めてどこまで弾けるのか:まとめ

    今回は60歳からピアノを始めてどこまで上達できるかについて解説しました。
    「人による」が結論ではありますが、小さなゴールを少しずつクリアしていけば、必ず上達します!ぜひ楽しみながら、素敵なピアノライフを送ってくださいね!

    あらためて、この記事のまとめ。

    • 60歳以上でもピアノを始めるのは遅くない
    • 楽譜が読めなくても独学やレッスンで学べる
    • 60歳からでも脳の可塑性により習得可能
    • 3ヶ月で童謡、1年で初級クラシックが弾けるようになる
    • 1日15分の練習で十分に上達できる
    • 片手ずつ練習するとスムーズに弾けるようになる
    • 周りと比べず、自分のペースで楽しむのが大切
    • ピアノは認知機能向上やストレス解消に役立つ
    • 新しい仲間との出会いがあり、趣味としても楽しい
    • 電子ピアノやレンタルで手軽に始めることができる
    • オンラインピアノレッスンの紹介
    • おすすめ楽譜3選
    • 60代からピアノを始めた方々
    • おすすめ電子ピアノ3選