今回は今話題の箏アーティスト今野玲央(LEO)さんを紹介します。
日本の和楽器界に彗星の如く現れた今野玲央さんとは、
どのような人物なのでしょうか。
2023年現在の最新の情報をお伝えします。
この記事を機会に、今野玲央さんはもちろんのこと、和楽器の世界にも興味を持っていただければ幸いです。
前回シリーズカプースチンを読み忘れた方はこちらです。
箏アーティスト今野玲央(LEO)のプロフィール
- 名前・・・今野玲央(こんの・れお)
- 誕生日・・・1998年2月25日
- 出身地・・・神奈川県横浜市
- 職業・・・箏曲家(そうきょく)
- 楽器・・・箏(そう・こと)
- レーベル・・・日本コロムビア
- 公式サイト・・・LEO (公式サイトに飛びます)
箏アーティスト今野玲央の経歴
1998年に神奈川県横浜市に生まれた今野さん。
お母さんは日本人、お父さんはアメリカ人のハーフです。
しかし、3歳のときに両親が離婚してしまいます。
その後、インターナショナル・スクールに通い、箏と出会います。
箏との出会いは9歳だったらしく、
小学4年・5年の音楽の授業では箏が必須科目だったそうです。
そこで箏奏者のカーティス・パターソン先生から英語で箏を学び、次第にその魅力に引き込まれていきます。
今でこそ、箏アーティストとして活躍している今野さんですが、
実はギターやベース、ドラム、鍵盤楽器など一通りの楽器が弾けるのだとか。
そのなかでも箏を選んだ理由は、
「ハーフである自分のアイデンティティについて幼いながらも考えるなか、自分の日本的な部分に箏という楽器がはまって心地がよかった」からとのことです。
その後13歳から沢井一恵先生に弟子入りし、
2016年にわずか16歳で第20回くまもと全国邦楽コンクールで最優秀賞を獲得し、
文部科学大臣賞を受賞しました。
出身校・学歴は?
今野玲央さんの出身校や学歴はどのようなものだったのでしょうか。
調べてみたところ、小・中・高とインターナショナル・スクールに通われていたそうです。
もともとシャイな性格だった今野さん。
父がアメリカ人だったのですが、英語がうまく話せないことにもどかしさを感じていたといいます。
しかし、インターナショナル・スクールで箏と出会っているので、もし日本の学校に通っていたら、現在の今野さんの姿はなかったかもしれません。
高校卒業後は、東京芸術大学音楽学部に進学しています。
今野玲央さんの受賞歴は?
今野玲央さんの受賞歴を見てましょう。
・2012年:第30回全国小中学生箏曲コンクールグランプリ受賞(14歳)
・2014年:第20回くまもと全国邦楽コンクール最優秀賞/文部科学大臣賞
・2016年:第23回賢順記念全国箏曲コンクール銀賞
・2019年:第29回出光音楽賞
・2019年:第68回神奈川県文化賞未来賞
14歳で全国コンクール(小中学生部門)で優勝したのち、
日本を代表する箏コンクールで優勝をおさめています。
とくに2014年でのくまもと全国邦楽コンクールでは、文部科学大臣賞を受賞し、今野さんが注目される大きなきっかけとなりました。
その後、人気は海外に伝わり、
2015年には第2回国際平和コンサートに出演。
2016年にはソロ演奏ツアーをニューヨークで行っています。
箏の演奏を聴いたことのない人にとっても、
魅力的な演奏です。
箏アーティスト今野玲央さんの実力や評判は?
10代で文部科学大臣賞を受賞したことから、今野玲央さんの凄さがわかりますね。
これを機にNHK Eテレの「にっぽんの芸能」や人気番組「情熱大陸」で取り上げられるなど、大きな注目を集めるようになりました。
2017年3月には、『玲央1st』をリリース。
2020年には「第71回NHK紅白歌合戦」にも出場し、その人気を不動のものとしています。
その他にも、クラシック音楽やジャズとの共演を行うなど、
箏だけではなく、ご自身の可能性をつぎつぎと広げています。
今野玲央のコンサート情報
今野さんのファンの方はもちろん、
この記事で気になった方もいるかもしれません。
今野さんは、全国各地でコンサートを開いているので、
演奏を生で聴いたみたいかたは、↓の公式HPからご確認ください。
箏アーティスト今野玲央(LEO)の演奏動画
今野玲央さんの「もののけ姫」の演奏です。
箏の音色が心に染み渡るようです。
純和風でありながら、多彩なハーモニーが魅力ですね。
今野さんご自身もYoutubeチャンネルを開設しているようなので、
もっとたくさん聴きたい方は、ぜひそちらで聴いてみてください。
こちらからどうぞ
ジャズの殿堂、BLUE NOTE TOKYOでのジャズとのコラボも面白い。
今回のまとめ
箏アーティスト今野玲央(LEO)さんについて紹介しました。
今野さんはまだ25歳と若いので、今後の活躍が楽しみですね。
日本の楽器がこのように取り上げられ、新しい演奏家が出てくることは、
音楽ファンにとって嬉しい限りです。
これからも、さらなる新しい箏の世界を見せてくれに違いありません!。