上村文乃の経歴・プロフィール!結婚してる?父親やコンサート情報もリサーチ!

    今、クラシック音楽界で最も注目を集めるチェリストの一人、上村文乃(かみむら あやの)さん。

    上村さんといえば、超絶技巧と豊かな音楽性はもちろん、モダンチェロとバロックチェロ(ピリオド楽器)という、奏法も構造も異なる楽器を自在に弾きこなし、双方の分野で第一線を走る「二刀流」にあります。

    数々の国際コンクールでの受賞歴もさることながら、ソリストとして、また室内楽奏者としても引く手あまたの存在です。

    この記事では、そんな上村文乃さんのプロフィールや経歴、そして多くの人が気になる「結婚はしているの?」「父親はあの有名なチェリスト?」といったプライベートやコンサート情報まで、リサーチしました!

    上村さんの素晴らしい演奏動画も紹介していますので、ぜひそちらもご視聴ください!
    記事の後半では、演奏旅行に便利な「旅行案内」も紹介しています!

    上村文乃さんのプロフィール

    出典:YouTube
    バッハ作曲「BACH PreludeNo.6」

    まずは、毎度のことながら、上村文乃さんの基本的なプロフィールを紹介します。

    項目内容
    氏名上村 文乃(かみむら あやの)
    生年月日1990年11月8日
    年齢(2025年11月現在) 35歳
    出身地千葉県(東京都出身との情報もあり)
    血液型不明
    学歴桐朋女子高等学校音楽科(首席)
    桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース
    ハンブルク音楽演劇大学(ドイツ)
    バーゼル音楽院(スイス)
    バーゼル・スコラ・カントルム古楽科(スイス)
    職業チェリスト(モダンチェロ、バロックチェロ)
    所属株式会社ジャパン・アーツ
    師事毛利伯郎、堤剛、アルト・ノラス、イヴァン・モニゲッティ、ソル・ガベッタ、クリストフ・コワン 各氏

    上村文乃さんは、1990年生まれの35歳(2025年11月時点)。

    幼少期から音楽の英才教育を受け、桐朋学園へ進学。

    その後ヨーロッパで7年もの間、研鑽を積んできました。

    上村文乃さんの経歴と学歴

    出典:YouTube
    ハイドン作曲「チェロ協奏曲」
    ハイドン

    これまでどのような道を歩んできたのか、経歴と学歴を時系列で詳しく見ていきましょう。

    幼少期~桐朋学園時代

    上村文乃さんの音楽キャリアは3歳の頃から。

    まずはピアノを、そして6歳の時に「桐朋学園子供のための音楽教室」でチェロと出会いました。
    このチェロとの出会いが、上村さんの人生を決定づけることに。

    才能はすぐに開花し、桐朋女子高等学校音楽科へ進学。

    2009年には同校を首席で卒業するという、まさにエリート街道を突き進みます。
    同年、さらに技術を磨くため、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースに入学。
    この時期までに、国内の著名なチェリストである毛利伯郎氏や堤剛氏に師事し、その才能に磨きをかけました。

    ヨーロッパ留学時代(2013年~2020年)

    国内で若手チェリストとして確かな地位を築き始めていた上村文乃さんですが、2012年3月のリサイタルを機にジャパン・アーツに所属。

    翌2013年には更なる飛躍を求め、ヨーロッパへ留学することを決意します。

    このヨーロッパ留学は、実に7年間にも及びました。

    1. ドイツ時代(ハンブルク音楽演劇大学)2014年9月からは明治安田奨学金制度の支援を受け、ドイツの名門、ハンブルク音楽演劇大学に留学。名教授アルト・ノラス氏に師事し、ヨーロッパの音楽の真髄に触れます。
    2. スイス時代(バーゼル音楽院)その後、2016年からはスイスのバーゼル音楽院へ。ここではイヴァン・モニゲッティ氏や、現代を代表するチェリストの一人であるソル・ガベッタ氏のもとで学び、表現の幅をさらに広げました。
    3. 古楽への道(バーゼル・スコラ・カントルム)上村文乃さんのキャリアを語る上で欠かせないのが「古楽」への取り組みです。その探求心はモダンチェロだけに留まらず、歴史的演奏法(ピリオド奏法)を学ぶため、世界的な古楽の教育機関であるバーゼル・スコラ・カントルム古楽科の門を叩きます。

    7年間にわたる濃密な留学生活を経て、2020年に日本へ完全帰国。
    ヨーロッパで培った技術と深い音楽的知見を携え、日本での活動を本格的に再開しました。

    上村文乃さんの主要な受賞歴

    出典:YouTube
    能楽を取り入れた斬新な試みも!

    上村文乃さんの実力は受賞歴を見れば明らかです(凄すぎる!)。
    国内外の数々の権威あるコンクールで、輝かしい成績を収めてきました。
    ここでは、その一部を紹介しますね。

    • 第7回 日本演奏家コンクール 弦楽器中学生部門 1位・芸術賞
    • 2007年 第5回 東京音楽コンクール 弦楽部門 第2位
    • 2009年 第4回 ルーマニア国際音楽コンクール 弦楽器部門 第1位・ルーマニ
    • 2011年 第80回 日本音楽コンクール チェロ部門 第2位
    • 2011年 第65回 全日本学生音楽コンクール 大学の部 第1位・日本放送協会賞
    • イタリア トレヴィーゾ国際音楽コンクール 第1位
    • 第2回 インディアナポリス国際バロックコンクール 第1位(優勝)
    • 2024年 第22回 齋藤秀雄メモリアル基金賞

    なかでもスゴイのは、モダンチェロのコンクールだけでなく、バロックチェロのコンクール(インディアナポリス国際バロックコンクール)でも優勝している点。

    また、2022年の「ホテルオークラ音楽賞」や、小澤征爾氏にゆかりのある「齋藤秀雄メモリアル基金賞」といった、日本の音楽界において非常に栄誉ある賞を受賞していることからも、上野さんがいかに高く評価されているかが伺えますね!

    モダンと古楽を弾きこなす演奏活動

    出典:YouTube
    毎日クラシックナビ様より引用

    上村文乃さんの最大の特色は、前述の通り「モダンチェロ」と「バロックチェロ」の双方を第一線で弾きこなす点にあります。

    その活躍ぶりを紹介します。

    ソリストとしての活躍

    ソリストとして、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団など、日本国内の主要オーケストラと多数共演。

    バッハから現代音楽まで、幅広いレパートリーで好評を博しています。

    それ以外にも、自身の活動の記録や指針となるリサイタルシリーズ「A of Cello」を立ち上げるなど、意欲的なプログラムにも挑戦し続けています。

    室内楽への情熱

    室内楽奏者としても、彼女は非常に高い評価を得ています。サントリーホール室内楽アカデミーの第1期生でもあり、アンサンブル能力の高さは折り紙付きです。

    特に、ヴァイオリンの米元響子さん、ピアノの菊池洋子さんと結成したピアノトリオ「トリパルティ(Triparti)」での活動は、ヨーロッパと日本を中心に高い評価を受けています。

    古楽奏者として(バッハ・コレギウム・ジャパン)

    上野さんのもう一つの顔が、バロックチェロ奏者としての活動も欠かせません。

    世界的な古楽演奏団体である鈴木雅明氏主宰の「バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)」のメンバーとしても活躍しており、歴史的演奏法に基づいた深い解釈で、バッハやその時代の音楽の魅力を伝えています。

    さらに、自身でも古楽アンサンブル「MUSIC AMICI(ムジカ・アミチ)」を創設し、古楽の更なる普及と探求に力を注いでいます。

    上村文乃さんは結婚してる?

    その類まれなる才能と、知的で美しい容姿から、「上村文乃さんは結婚しているの?」と気になる方も多いようです。

    2025年11月現在、上村文乃さんが結婚しているという公式な発表や報道はありません。

    ご本人の公式サイトやSNS、所属事務所であるジャパン・アーツのプロフィールなど、信頼できる情報源を調査しましたが、結婚や恋愛に関する言及は一切見当たりませんでした。

    30代を迎え、まさに演奏家としてキャリアの充実期にある上村文乃さん。現在は音楽活動に全力を注いでいる時期なのかもしれません。

    公式Instagramで最新の情報をチェック!

    父親はチェリストの上村昇さん?

    上村文乃さんの父親についてリサーチすると、「上村昇さん(かみむら のぼる)」の名前が挙がることがあります。

    上村昇氏も日本を代表する高名なチェリストであるため、「上村文乃さんの父親は上村昇氏ではないか?」という憶測が一部であったようです。

    しかし、これは明確な誤りです。

    上村昇氏と上村文乃さんの間に血縁関係はなく、親子ではありません。
    では、上村文乃さんの本当の父親はどのような方なのでしょうか。

    リサーチしたところ、上村文乃さんの父親は音楽家ではなく、一般の方だそうです。

    しかし、クラシック音楽、特に弦楽器が非常にお好きだったとのこと。娘の文乃さんが3歳でピアノを始めた後、「チェロはまだ演奏者が少ないから」という理由で、6歳の彼女にチェロを勧めたのが、このお父様だったそうです。

    稀代のチェリスト・上村文乃さんのキャリアの原点には、音楽を愛する父親の、先見の明とも言える一言があったのですね。

    上村文乃さんのコンサート情報

    出典:YouTube

    生演奏を聴いてみたい、という方のために、2025年12月以降に予定されている一部コンサート情報をまとめました。(※2025年11月10日時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。)

    日程公演名会場主な共演者・曲目
    2025年12月9日(火)NADESHIKO弦楽八重奏団サントリーホール ブルーローズ(小ホール)小林美樹(Vn) 他 / メンデルスゾーン: 弦楽八重奏曲 Op.20 他
    2025年12月15日(月)能×つなぐ 特別コンサート泉屋博古館東京青木涼子(能声楽)
    2026年2月5日(木)ペルゴレージとペルト~2人のスターバト・マーテル京都文化博物館 別館ホール竹田舞音(Sop) 他 / ペルゴレージ: スターバト・マーテル 他

    ソロのリサイタルだけでなく、弦楽八重奏やピアノとの室内楽、さらには「能声楽」とのコラボレーションまで、非常に多彩なプログラムが並んでいます。

    上村さんがソリストとしてだけでなく、信頼されるアンサンブル・プレイヤーとして、多くの音楽家から共演を望まれている証拠と言えるでしょう。

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    上村文乃さんの経歴・プロフィール:まとめ

    この記事では、今最も注目されるチェリスト・上村文乃さんについて、経歴やプロフィール、プライベート、そして最新のコンサート情報まで紹介しました。

    上村文乃さんの最大の魅力は、モダンチェロとバロックチェロ(ピリオド楽器)という二つの異なる楽器を、歴史的背景や奏法を深く理解した上で弾きこなし、双方の分野でトップレベルの演奏を展開できる「稀有な才能」にあると言えます。

    7年間のヨーロッパ留学で培われた確かな技術と知性、そして音楽への飽くなき探求心が、彼女の演奏を唯一無二のものにしています。

    最後に、この記事のポイントをまとめます。

    • プロフィール: 1990年11月8日生まれ、千葉県出身の35歳(2025年11月時点)。
    • 経歴: 桐朋学園で学び、ドイツとスイスに7年間留学。モダンと古楽の両方を現地で習得。
    • 受賞歴: ルーマニア国際音楽コンクール、インディアナポリス国際バロックコンクールなど国内外で多数優勝・入賞。ホテルオークラ音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞も受賞。
    • 演奏活動: ソリスト、室内楽(トリパルティ)、バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーなど、モダンと古楽の両方で幅広く活躍中。
    • 結婚について: 2025年11月現在、結婚しているという公表された情報はない。
    • 父親について: 同じチェリストの上村昇氏とは親子関係になく、父親は音楽愛好家の一般男性。

    モダンと古楽の架け橋となる存在として、上村文乃さんは今後もクラシック音楽界に新たな風を吹き込んでくれるのが楽しみですね!

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