2024年、若手音楽家の登竜門として知られる「第93回日本音楽コンクール」ピアノ部門で、圧巻の演奏を披露し、第1位と聴衆賞を含む6つの賞に輝いたピアニスト・竹田理琴乃(たけだ りこの)さん。
その輝かしい経歴と、聴く人の心を惹きつけてやまない表現力豊かな音色で、今最も注目を集める音楽家の一人です。
この記事では、そんな多くの関心が寄せられている竹田理琴乃さんについて、経歴やプロフィール、気になるプライベートな情報から最新のコンサート情報まで、詳しくリサーチしてお届けします。
ピアニスト・竹田理琴乃さんの経歴と学歴
出典:YouTube
2021ショパン国際ピアノコンクールより
キャリアの初期から、超絶的な才能を発揮してきた竹田理琴乃さん。
3歳でピアノを始め、わずか7歳でオーケストラと共演を果たすなど、早くから音楽の道を歩み始めます。
経歴の中でも、とくに注目すべきは、国内外の音楽大学をいずれも首席で卒業している点。
- ポーランド国立ショパン音楽大学 ピアノ科
- 京都市立芸術大学大学院 音楽研究科修士課程ピアノ専攻
ショパンの国ポーランドの名門大学で本場の音楽解釈を学び、さらに日本の大学院で研究を深めるという、国際的かつアカデミックな経歴です。
京都市立芸術大学大学院では、首席修了者に贈られる「大学院市長賞」も受賞。
その実力が学問の世界でも高く評価されていたことがわかりますね!
幼少期からの努力と、日欧の最高峰の教育機関で磨き上げた感性・技術が、現在の竹田さんの圧倒的な演奏を支える基盤となっていると言えるでしょう(スゴイです)。
竹田理琴乃さんのプロフィールを紹介!
出典:YouTube
竹田理琴乃さんの基本的なプロフィールを、分かりやすく表にまとめました!
項目 | 内容 |
氏名 | 竹田 理琴乃(たけだ りこの) |
生年月日 | 1993年12月12日 |
出身地 | 石川県金沢市 |
活動拠点 | 石川県金沢市 |
学歴 | ・ポーランド国立ショパン音楽大学 ピアノ科(首席卒業)・京都市立芸術大学大学院 音楽研究科修士課程ピアノ専攻(首席修了) |
主な受賞歴 | ・第93回日本音楽コンクール 第1位、聴衆賞など特別賞多数・第82回日本音楽コンクール 第3位・第17回・第18回ショパン国際ピアノコンクール ディプロマ・全日本学生音楽コンクール(小学校・高校の部で全国第1位) |
役職 | 石川県観光大使 |
師事歴 | 東海林也令子、戸崎由香、江口文子、チュンモ・カン、ピオトル・パレチニ、上野真、砂原悟の各氏 |
メディア出演 | NHK-FM「リサイタル・パッシオ」、NHK BS「クラシック倶楽部」など多数 |
故郷の石川県「観光大使」を務めていて、地元金沢を拠点に活動し、音楽を通じて地域の文化振興にも貢献しています※
※中日新聞|県観光大使に竹田さん ピアニスト 昨年の日本音楽1位
竹田理琴乃さんの主なコンクール受賞歴
出典:YouTube
ショパン作曲「ノクターン.Op27
竹田理琴乃さんの実力は、国内外のコンクールにおける数々の輝かしい受賞歴を見れば明らかです。
幼少期から現在に至るまで、常にトップレベルで活躍し続けています。
これまでのおもな受賞歴を見てみましょう。
- 全日本学生音楽コンクール全国大会
- 小学校の部:第1位
- 中学校の部:第3位
- 高校の部:第1位
- ショパン国際ピアノコンクール in ASIA
- コンチェルトB部門:金賞
- コンチェルトC部門:銀賞
- 第82回 日本音楽コンクール(2013年)
- 第3位
- 第17回・第18回 ショパン国際ピアノコンクール
- ディプロマ取得(2大会連続)
- 第28回 宝塚ベガ音楽コンクール
- 第1位、聴衆賞、兵庫県知事賞
- 第4回 ShigeruKawai国際ピアノコンクール(2023年)
- 第5位
- 第93回 日本音楽コンクール(2024年)
- 第1位
- 岩谷賞(聴衆賞)、野村賞、井口賞、河合賞、アルゲリッチ芸術振興財団賞、INPEX賞
なかでも、2024年の第93回日本音楽コンクールでの優勝は、竹田さんのキャリアにおける大きなマイルストーンと言えるでしょう。
このコンクールは、過去に中村紘子さんや辻井伸行さんといった日本を代表するピアニストを輩出してきた登竜門です。
竹田さんは11年ぶりに挑戦し、見事第1位に輝いただけではなく、聴衆の投票で決まる「岩谷賞(聴衆賞)」も受賞。
専門家からの評価と、聴衆からの支持の両方を獲得したことの証であり、まさに「完全優勝」と言える快挙でした。
竹田理琴乃さんの人物像
出典:YouTube:インタビュー動画
輝かしい経歴を持つ竹田理琴乃さんの人物像を簡単に紹介します。
人物像:音楽と真摯に向き合う温かい人柄
数々のコンクールを制してきたエリートでありながら、決して驕ることなく、常に音楽と真摯に向き合う謙虚な姿勢の竹田さん。
日本音楽コンクール優勝時のインタビューでは、「今まで、苦しいことの方が多かった」と長年の葛藤を素直に語っており、そのひたむきな姿は多くの人々の共感を呼びました。
また、インタビューなどで見せる穏やかで温かい人柄も彼女の魅力の一つ。
その音楽への真摯な姿勢と親しみやすい人柄が、多くのファンを惹きつけています。
参考|ぴあニュース|日本音楽コンクール1位 竹田理琴乃×栗原壱成「受賞の瞬間は……」
竹田理琴乃さんは結婚してる?気になるプライベート情報
これほど魅力的な竹田理琴乃さんなので、プライベートな側面、とくに結婚について気になる方も多いのではないでしょうか。
調査したところ、2025年10月現在、竹田理琴乃さんが結婚している、あるいは婚約しているといった公表された情報はありませんでした。
現在は音楽活動に専念されている時期なのかもしれません。プライベートに関する新しい情報については、公式な発表が出るまで待ちましょう!
両親や実家は?
竹田理琴乃さんのルーツであるご家族や実家についても調べてみました。
実家は、彼女の出身地であり現在の活動拠点でもある石川県金沢市にあります。
ご両親の職業などの詳しい情報は公開されていませんが、SNSなどから、その温かい家族関係をうかがい知ることができます。
有名なのが、竹田さんが生まれた時の父親に関するユニークなエピソード。
本人のX(旧Twitter)によると、病院側の手違いで男の子用の青いタオルに包まれていたため、お父様は男の子が生まれたと勘違いして大喜びしたそう。
この微笑ましいエピソードからは、愛情深いお父様の人柄が伝わってきます。
また、お母様はリサイタルにしばしば足を運ぶなど、娘である理琴乃さんの活動を温かく見守り、支えている様子がうかがえます。
素晴らしい音楽の背景には、金沢の地で竹田さんを育んだ、温かいご家族の存在があるようですね!
コンサート情報(2025年11月以降)
出典:YouTube
リスト作曲「ハンガリー狂詩曲第12番」
竹田理琴乃さんの生演奏を聴いてみたい、という方にむけて、2025年11月以降に予定されているコンサート情報を紹介します。(2025年10月13日時点)
- NAGAREYAMA国際室内楽音楽祭2025
- 日時: 2025年11月1日(土) 14:00開演、11月2日(日) 14:00開演
- 会場: 詳細未定
- ハクジュホール(東京)でのコンサート
- 日時: 2025年11月19日(水) 19:00開演(18:30開場)
- 会場: ハクジュホール(東京都渋谷区富ヶ谷1-37-5)
- 演目: 詳細未定
日本音楽コンクールでの優勝を経て、ますます注目度が高まっているため、チケットは早期に完売する可能性もあります。
上記以外の公演やチケット販売に関する最新、かつ詳細な情報については、竹田理琴乃さんの公式SNS等の発表をこまめにチェックすることをおすすめします!
竹田理琴乃さんの経歴・プロフィール:まとめ
今回は、今最も注目されるピアニストの一人、竹田理琴乃さんについて、その輝かしい経歴からプライベートな情報、最新のコンサート情報まで紹介しました。
日欧の最高峰の音楽教育で培った圧倒的な技術と、深い内省から生まれる豊かな表現力を兼ね備えた、まさに世代を代表する音楽家と言えるでしょう。
最後に、この記事のポイントをまとめます。
- 竹田理琴乃さんは石川県金沢市出身、ポーランドと日本の音楽大学を首席で卒業した実力派ピアニスト。
- 2024年に第93回日本音楽コンクールで第1位と聴衆賞をダブル受賞し、大きな注目を集めた。
- 幼少期から数々のコンクールで優勝を重ね、ショパン国際ピアノコンクールでも実績を残している。
- 音楽スタイルは、ポーランドで学んだ詩情と日本の繊細な美意識が融合した多彩な表現が魅力。
- 結婚に関する公表された情報はないが、金沢の実家には温かい家族がいることがうかがえる。
- 2025年11月以降も注目のコンサートが控えており、今後の活躍も期待大。
日本音楽コンクールという大きな栄冠を手にし、これからさらなる飛躍が期待される竹田理琴乃さん。
紡ぎ出す唯一無二の音色を、ぜひ一度コンサートホールで体感してみてはいかがでしょうか。