ピアニスト反田恭平の経歴やプロフィール。出身校や受賞歴は?実力や評判、結婚は?

    2021年のショパン国際ピアノコンクールに見事2位入賞を果たしたピアニスト・反田恭平さん。

    幼少期から類い稀なピアノの才能を発揮した反田さんは、
    現在では「もっともチケットが取れないピアニスト」として人気を獲得しています。

    また最近では、自身の音楽活動と並行し、クラシック音楽の普及に努める活動も積極的に行っているようです。

    そこで本記事では、多方面で活躍する反田恭平さんの経歴やプロフィールなどを紹介します。

    ライヴ! 反田恭平

    ピアニスト・反田恭平プロフィール

    反田恭平のプロフィール

    ・生年月日・・・1994年9月1日
    ・出身地・・・生まれは北海道の札幌市→その後東京へ
    ・職業・・・ピアニスト
    ・担当楽器・・・ピアノ
    ・所属事務所・・・株式会社NEXUS
    ・公式サイトはこちらから

    反田恭平の経歴は?

    反田さんは、1994年北海道札幌市に生まれました。
    しかしその後すぐに東京へ転居し、以降は東京を活動拠点として過ごします。

    かずかずのピアノコンクールで1位を獲得している反田さんですが、
    ピアノを始めたのは4歳の頃だったものの、本格的な音楽の勉強は12歳からとのこと。

    小学生の頃はサッカー選手を夢みるスポーツ少年だったそうです。

    しかし、小学校5年生で試合中に手首を骨折したこで夢をあきらめ、ピアノにのめり込むようになります。

    小学校6年生の時には、当時大人気の漫画『のだめカンタービレ』を愛読し、作品の勉強に活用していたようです。

    その他、漫画『ピアノの森を読んだ反田さんは、作中に出てくる作品をすべて調べ、楽譜を取り寄せて練習していたと言います。

    数年後に『ピアノの森』の演奏モデルになっているので、何か不思議な縁を感じますね。

    中学生(14歳)で第18回日本クラシック音楽コンクールで最高位を獲得した反田さんは、以降数々の音楽コンクールで1位を受賞します。

    その後ずば抜けたピアノの才能により、高校は音楽の名門桐朋女子高等学校音楽科(共学)へ進学。

    2012年には日本最高峰のコンクールである、日本音楽コンクールピアノ部門で1位を獲得し、大きな話題となりました。

    高校卒業後

    高校卒業後はロシアへ留学。
    パリ音楽院、ジュリアード音楽院とならぶ世界3大音楽院の1つ、モスクワ音楽院に主席で入学を果たします。

    そして2016年にコンサートデビュー。

    2021年には第18回ショパン国際ピアノコンクールで見事2位入賞

    内田光子さん以来51年ぶり2人目の快挙を成し遂げました。

    2023年現在、演奏家として精力的に活動するほか、奈良県に新しい会社を設立するなど、クラシック音楽の普及や後進の育成にも取り組んでいます。

    ピアニスト・反田恭平さんの受賞歴や出身校は?

    出場するコンクールのほぼすべてにおいて1位を獲得した反田さん。

    これまでの主な受賞歴をまとめました。

    受賞歴

    ・第18回日本クラシック音楽コンクール最高位(2008年)
    ・第2回エレーナ・リヒテル国際ピアノコンクール第1位(2009年)
    ・第16回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール第1位(2009年)
    ・第63回全日本学生音楽コンクール中学生の部第2位(2009年)
    ・第11回ショパン国際ピアノコンクールin Asia中学生部門銀賞
    ・第81回日本音楽コンクールピアノ部門第1位、併せて5つの賞を受賞
    ・第25回チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール 古典派部門 第1位
    (2016)
    ・第27回出光音楽賞(2016年)
    ・第9回CDショップ大賞クラシック賞(2017年)
    第18回ショパン国際ピアノコンクール第2位(2021年)

    反田恭平さんのこれまでの出身校も併せて紹介します。

    出身校

    ・桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室「仙川教室」に入室
    ・桐朋女子高等学校音楽科(奨学生)
    ・桐朋学園大学音楽学部(キャンパス特待生)
    ・モスクワ音楽院(首席入学)
    ・ショパン国立音楽大学入学

    これほどすごい経歴や受賞歴を持っている反田さんですが、
    お父様はピアニストになるのは反対したそうです。

    しかしそれは、反田さんの将来を心配する親心だったのかもしれません。

    ピアニスト・反田恭平さんの実力や評判は?

    ショパンコンクールで2位を受賞したことから、反田さんの実力は世界的なものであることは言うまでもありません。

    モスクワ音楽院時代に師事した世界的ピアニスト兼ピアノ教師のミハイル・ヴォスクレセンスキーさんは、反田さんのピアノに対して、

    「世界中の音楽家の中でも傑出しています。このような才能豊かな人が世に出るのは10年に一度のことでしょう」と語っています。

    世界的指導者からお墨付きをもらったということですね。

    また、2016年に開いたデビュー・リサイタルでは、サントリーホールの2000席が完売となったほか、テレビアニメ『ピアノの森』では阿字野壮介のメインピアニストとして参加するなど、多方面で活躍しています。

    日本国内でもリサイタルを開いていますが、「もっともチケットが取れないピアニスト」であるのも頷けます。

    結婚してる?

    反田さんは、同じくピアニストの小林愛実さんと2023年1月1日に結婚の報告しています。

    小林愛実さんも2021年のショパンコンクールに出場し、4位入賞を果たした天才ピアニストです。

    天才ピアニストのお二人が今後どのような活動を展開するのか、今から楽しみになってしまいますね。

    2021年のショパンコンクールでの小林愛実さん
    ショパン:前奏曲集 他 (SACDハイブリッド)

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    ピアニスト・反田恭平さんの演奏動画紹介

    反田さんはご自身でもYoutubeチャンネルを持っており、動画を投稿されています。

    「演奏を聴いてみたい!見てみたい!」という方は、チェックしてみてください。

    反田恭平さんのチャンネルはこちら

    ラフマニノフ、ピアノ協奏曲2番
    ショパンコンクール・ファイナル、ピアノ協奏曲第1番
    リストの『愛の夢』もすばらしい
    反田恭平 凱旋コンサート サントリーホールライブ

    奈良に新しい会社を設立

    反田さんは、音楽家の活躍の場を広めるため、新会社「Japan National Orchestra株式会社(JNO)」を設立しています。JNO公式ホームページはこちらから!

    事業の柱は主に3つ。
    1・音楽家のリサイタルやコンサートツアーの実現
    2・音源制作
    3・レッスンや楽曲解説を目的としたオンラインサロンオンラインサロン Solistiade(ソリスティアーデ)の普及

    さらに、2030年をめどにアカデミー開設を計画しているそうです。

    新会社の地に奈良を選んだのは、
    「ピアノの普及率が高い」ことと「自然が豊かで、歴史があるところ」という理由からだそです。

    反田さんの夢についてはこの本で語られています↓

    まとめ

    反田恭平さんについてまとめました。

    ピアノの才能はもちろん、公私ともに充実しているのがわかりますね。

    これからますます活躍し、日本のクラシック音楽界を盛り上げてくれるでしょう。

    前回のヴァイオリニスト辻彩奈さんの記事はこちらです。

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    クラシック音楽を聴き始めた方のために

    ここまでお読みいただきありがとうございました。
    この記事をご覧になった方の中には、
    最近クラシック音楽に興味を持たれた方もいらっしゃると思います。

    そんな方に向けた「クラシック音楽聴き方ガイド」記事を作成しました。
    よろしければそちらもご一読いただければ幸いです。

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