東海林茉奈の経歴・プロフィール!ショパンコンクール出場、両親やコンサート情報もリサーチ!

    ピアニストの東海林茉奈(しょうじ まな)さんは、2025年10月に開催される「第19回ショパン国際ピアノコンクール」に出場する、今最も注目を集める日本人音楽家の一人。

    東京藝術大学を首席で卒業後、現在はショパンの故郷ポーランドを拠点に活動する彼女。

    確かな実力と、聴衆の心に寄り添うような、温かな音楽性で多くのファンを魅了しています。

    世界中の若きピアニストがしのぎを削る大舞台で、東海林さんはどのような演奏を聴かせてくれるのでしょうか。楽しみですね!

    この記事では、世界へ羽ばたく東海林茉奈さんの経歴やプロフィール、ショパンコンクールへの挑戦、東海林さんの音楽を育んだ両親、そして待望の最新コンサート情報まで、その魅力をリサーチしてお届けします。

    素敵な演奏動画も紹介しますので、ぜひご視聴ください!

    ピアニスト東海林茉奈さんの経歴とプロフィール

    出典:YouTube
    ショパン作曲「エチュード作品10ー1」

    まず、いつものように、東海林茉奈さんがどのようなピアニストなのか、その経歴とプロフィールを詳しく見ていきましょう!

    東海林茉奈さんのプロフィール

    項目詳細
    氏名東海林 茉奈 (しょうじ まな)
    生年月日1997年
    年齢28歳(2025年時点)
    出身地兵庫県芦屋市
    学歴兵庫県立西宮高等学校音楽科、東京藝術大学 音楽学部器楽科ピアノ専攻 (首席卒業)東京藝術大学大学院 音楽研究科修士課程 修了ビドゴシュチ音楽院 研究科 (在籍中)
    師事カタジーナ・ポポヴァ=ズィドロン氏、パヴェル・ヴァカレツィ氏など
    現拠点ポーランド・ワルシャワ
    趣味食、映画、読書
    関心事文学、哲学、絵画、写真、自然、人の心の動き
    YouTubeチャンネル東海林茉奈 Mana Shoji

    経歴:音楽エリート街道を歩んだ努力の日々

    4歳の時に、母親から「ピアノか体操かどちらかをやってみない?」と勧められたことで始まった、東海林さんのピアノ生活。

    音楽の名門校・兵庫県立西宮高等学校音楽科で基礎を固め、2015年に東京藝術大学音楽学部に、なんと首席で入学

    在学中は宗次德二特待奨学生にも選ばれるなど、早くからその才能は際立っていました。

    大学卒業後も同大学院に進学し、音楽への探求を続けます。

    大学院では「ショパン その演奏美学と作品への一考察―弟子によって残された資料をもとにー」というテーマで修士論文を執筆。

    ただ演奏技術を磨くだけでなく、作曲家の内面や歴史的背景まで深く掘り下げる研究者としての一面も持ち合わせています。

    大学院修了後の2022年10月、カタジーナ・ポポヴァ=ズィドロン氏に師事するため、ショパンの故郷であるポーランドへ。

    2019年に同氏の演奏に触れ、「この人に習わないと一生後悔する」と強く感じたことが、留学の大きな動機となったそうです。

    現在はビドゴシュチ音楽院に在籍し、ショパンゆかりの地で演奏活動を行いながら、さらなる研鑽を積んでいます。

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    東海林茉奈さんの演奏スタイルは?「語りかける」音楽の魅力

    多くのコンクールで輝かしい成績を収めてきた東海林茉奈さん。

    そんな東海林さんの最大の魅力は、演奏スタイルにあると言えるでしょう。

    「やさしく温もりのある音色で、まるで語りかけるように音楽が進んでいく」「母性を感じさせる優しい演奏」と評されている東海林さんのピアノ。

    卓越したテクニックを誇示するのではなく、聴き手一人ひとりの心にそっと寄り添い、静かに、しかし深く感動を届ける力を持っています。

    東海林さん自身も、「演奏を通して温もりや愛、作曲家の描いた様々な感情を共有すること」を目標に掲げており、その想いが音色となって表れているのかもしれませんね!

    2023年には、ショパンが愛したプレイエルなどの歴史的な楽器(フォルテピアノ)を用いて演奏する「ショパン国際ピリオド楽器コンクール」にも出場。

    モダンピアノとは異なる視点からショパンの音世界に迫る経験は、東海林さんの音楽をさらに豊かなものにしているに違いありません。

    ショパン国際ピアノコンクール2025への挑戦!

    出典:YouTube

    5年に一度開催されるショパン国際ピアノコンクールは、ピアニストにとって最高の栄誉とされる舞台。

    東海林茉奈さんは、この夢の舞台に2度目の挑戦をします。

    • 2021年(第18回大会)前回大会では予備予選に出場。この時の経験が、ポーランド留学を決意させ、今回の再挑戦への大きな礎となったとのこと。
    • 2025年(第19回大会)ビデオ審査、そして2025年4月に行われたワルシャワでの予備予選を見事に突破し、10月に開催される本大会への出場権を獲得しました。
      ポーランドでの深い学びと経験をすべてぶつける、集大成の舞台となります。

    1次予選の日程と曲目

    注目の1次予選は、日本人出場者の中では最後、予選最終日の最終セッションに登場します。

    項目詳細
    演奏日 (日本時間)2025年10月8日 (水) 午前3:00〜
    演奏日 (現地時間)2025年10月7日 (火) 20:00〜
    演奏曲目・エチュード イ短調 Op. 25 No. 11 「木枯らし」・ノクターン 変ニ長調 Op. 27 No. 2・ワルツ 変イ長調 Op. 34 No. 1 「華麗なる円舞曲」・バラード ヘ短調 Op. 52

    いずれもショパンの魅力が詰まった名曲揃い。

    東海林さんがこれらの楽曲をどのように表現するのか、楽しみですね!

    国内外での受賞歴の数々

    ショパンコンクールへの挑戦は東海林さんのキャリアのハイライトともいえますが、これまでの道のりもまた、輝かしい受賞歴ばかりです。

    そのいくつかを紹介しますね。

    • 2011年 ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会 F級 金賞
    • 2013年 第67回 全日本学生音楽コンクール 高校の部 全国大会 第2位
    • 2014年 第15回 ショパン国際ピアノコンクール in ASIA 高校生部門 アジア大会 金賞、ソリスト賞
    • 2014年 第6回 ロザリオ・マルチアーノ国際ピアノコンクール (ウィーン) 第1位
    • 2014年 第24回 日本クラシック音楽コンクール ピアノ部門 高校女子の部 第1位、グランプリ
    • その他 ヨーロッパ国際ピアノコンクール in Japan 特級 グランプリ、大阪国際音楽コンクール 第3位など多数

    これらの受賞に加え、大阪交響楽団、ポーランドのトルン交響楽団など、国内外のオーケストラとも共演を重ね、東海林さんはソリストとしての実力を着実に高めてきました。

    参考|ピティナ・ピアノ曲事典|東海林茉奈

    東海林茉奈さんの音楽以外の趣味や関心事

    ステージ上では情熱的な演奏を聴かせる東海林茉奈さんですが、その素顔はどのような人物なのでしょうか。

    かなり多趣味な東海林さん。

    実は、文学、哲学、絵画、写真、自然、さらに人の心の動き(心理学かな?)といった幅広い分野に深い関心を持っているとのこと。

    なかでも、感銘を受けた本として、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を挙げており、その思索的な一面がうかがえます。

    これをみるかぎり、趣味は、食、映画、読書と、知的な好奇心と日々の生活を楽しむバランス感覚を大切にしているようです。

    自身のSNSでは、ポーランドでの留学生活や演奏活動の様子を積極的に発信しており、の親しみやすい人柄に触れることができますよ!

    東海林茉奈さんを育てた両親はどんな人?

    東海林茉奈さんの才能を育んだご両親は、どのような方なのでしょうか。

    現在公表されている情報によると、4歳の時にピアノを始めるきっかけを与えたのはお母様でした。

    上述のように「ピアノか体操か」という選択肢を与え、音楽の道へと優しく導いたエピソードは、東海林さんの原点と言えるかもしれません。

    お父様や具体的な職業、家族構成についての詳細は公表されていません。

    しかし、幼少期から音楽教育を受け、国内最難関の東京藝大へ進み、さらにポーランドへの留学を実現していることから、ご家族の深い理解と献身的なサポートがあったことが想像できますね!

    東海林さんの音楽の根底にある「温もり」や「愛」は、こうした愛情あふれる家庭環境の中で育まれたものなのかもしれません。

    コンサート情報【2025年11月以降】

    出典:YouTube

    ショパンコンクールの後も、日本で東海林茉奈さんの生演奏を聴く機会が予定されています。

    ここでは2025年11月以降のコンサート情報をご紹介します。

    ※チケットの販売状況や詳細については、各主催者の公式サイトを必ずご確認ください。

    第43回横浜市招待国際ピアノ演奏会

    • 日時: 2025年11月16日(日)
    • 会場: ヤマハホール
    • 内容: 出演者の一人として参加予定。世界の俊英たちとの共演が期待されます。

    西宮市市制100周年記念演奏会

    • 日時: 2025年11月30日 (日)
    • 会場: 西宮市民会館 アミティ・ベイコムホール
    • 内容: 西宮交響楽団との共演による「第九」演奏会に出演します。

    ショパン国際ピアノコンクール入賞者披露演奏会

    • 日時: 2025年12月(複数日程)
    • 会場: 東京オペラシティ、東京芸術劇場 ほか
    • 内容: ショパンコンクールでの活躍次第で、入賞者として日本の主要ホールを巡る凱旋コンサートへの出演が予定されています。

    ひょうごの新進芸術家リサイタルシリーズ vol.75

    • 日時: 2026年1月27日 (火) 18:30開演
    • 会場: 兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院 小ホール
    • 内容: 待望のソロ・リサイタル。彼女の故郷である兵庫での開催です。
    • 予定曲目:
      • モーツァルト/ピアノソナタ第5番 ト長調 K.283
      • シューベルト/ピアノソナタ第13番 イ長調 D664 Op.120
      • ショパン/英雄ポロネーズ Op.53 ほか

    東海林茉奈さんの経歴・プロフィール:まとめ

    今回は、世界的な活躍が期待されるピアニスト・東海林茉奈さんについて、その魅力を掘り下げてきました。

    東京藝術大学を首席で卒業した輝かしい経歴と、数々の国際コンクールでの受賞歴に裏打ちされた確かな実力を持ちながら、常に音楽への深い探求心を忘れない真摯な音楽家です。

    その温かく、聴き手の心に語りかけるような演奏は、多くの人々を魅了し続けています。

    2025年10月のショパン国際ピアノコンクールでの演奏はもちろん、日本でのコンサート活動も楽しみですね!

    【この記事のポイント】

    • 東海林茉奈は兵庫県出身、東京藝大首席卒業の経歴を持つ実力派ピアニスト。
    • 2025年10月開催の「第19回ショパン国際ピアノコンクール」本大会に出場する。
    • 温かく語りかけるような、繊細で愛情深い演奏スタイルが最大の魅力。
    • ショパン研究で修士論文を執筆するなど、学術的な探求心も持ち合わせている。
    • 4歳の時に母親の勧めでピアノを始め、家族の理解と支援の中で育った。
    • 2025年11月以降も、日本でのリサイタルや記念演奏会が多数予定されている。

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