進藤実優の経歴・プロフィール!両親や高校は?コンサート情報もリサーチ!

    進藤実優(しんどう みゆ)さんは、2021年の第18回ショパン国際ピアノコンクールでセミファイナリストに輝き、世界中から大きな注目を集めた若手ピアニスト。

    その卓越した技術と深い音楽表現は、多くのクラシックファンを魅了しています。

    中学卒業後に単身ロシアへ渡り、現在はドイツで研鑽を積むなど、若くして国際的なキャリアを歩む進藤さんの才能は、どのように育まれたのでしょうか。

    この記事では、進藤実優さんの経歴やプロフィール、これまでを支えたご両親やユニークな教育環境、そして日本の高校に進学しなかった理由を解説します。

    さらに、2025年のショパンコンクール再挑戦を前に開催されるコンサート情報まで、徹底的にリサーチしました!

    素敵な演奏動画も紹介していますので、ぜひご視聴ください!

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    進藤実優さんのプロフィールと経歴を解説!

    出典:YouTube
    ショパン作曲「幻想ポロネーズ」

    いつものように、まずは進藤実優さんの基本的なプロフィールと、幼少期から現在に至るまでの受賞歴を紹介します!

    プロフィール

    項目内容
    名前進藤 実優(しんどう みゆ)
    生年月日2002年4月26日
    出身地愛知県大府市
    学歴大府市立大府西中学校 卒業モスクワ音楽院付属中央音楽学校 卒業ハノーファー音楽演劇メディア大学 在籍中
    師事歴ヴァレリー・ピアセツキー、アリエ・ヴァルディ、杉浦日出夫、二宮裕子、関本昌平、本村久子、細野真由美 各氏
    主な受賞歴第18回ショパン国際ピアノコンクール セミファイナリスト(2021)ヴィーゴ市国際ピアノコンクール 第1位(2023)全日本学生音楽コンクール 小学校の部 全国1位(2014)
    奨学生ヤマハ音楽支援制度(2018-2020年度)ロームミュージックファンデーション(2021, 2023年度)江副記念リクルート財団(第53回)

    参考:ピティナ・ピアノ曲事典|進藤実優

    幼少期からの輝かしい受賞歴

    進藤実優さんは、4歳でピアノを始めるとすぐにその才能を開花。

    これまで、国内外の数々のコンクールで輝かしい成績を収めてきました。

    その経歴は、まさに「神童」と呼ぶにふさわしいものではないでしょうか。

    これまでの受賞歴をざっと見てみましょう!

    年齢/年コンクール名受賞内容
    2009年 (小1)ピティナ・ピアノコンペティション B級銅賞
    2010年 (小2)ピティナ・ピアノコンペティション C級金賞
    2014年 (小6)全日本学生音楽コンクール 全国大会 小学校の部第1位
    2016年ジーナ・バッカウアー国際ジュニアピアノコンクール(米)第3位
    2017年浜松国際ピアノアカデミーコンクール第1位、中村紘子賞
    2019年北京青少年ショパン国際ピアノコンクール シニア部門(中)第3位
    2021年ピティナ・ピアノコンペティション 特級銀賞、聴衆賞
    2021年第18回ショパン国際ピアノコンクールセミファイナリスト
    2022年ジュネーブ国際音楽コンクールセミファイナリスト
    2023年ヴィーゴ市国際ピアノコンクール(スペイン)第1位、聴衆賞
    2023年キッシンガー国際ピアノオリンピック(独)第3位、聴衆賞

    小学生の頃から国内の主要コンクールで頭角を現し、中学生になるとその舞台は世界へ。アメリカ、中国、そしてポーランドと、名だたる国際コンクールで次々と入賞を果たしています。

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    進藤実優さんの音楽的背景:日本の高校には進学せず世界へ

    出典:YouTube
    ショパン作曲「エチュード 黒鍵」
    このとき小学2年生!信じられません!

    進藤実優さんの経歴でスゴイのは、中学卒業後の進路にあります。

    なんと進藤さんは、日本の高校には進学せず、プロの音楽家になるため海外へ渡る道を選択しました。

    モスクワ音楽院付属中央音楽学校への留学

    進藤さんは大府市立大府西中学校を卒業後、2018年にロシアの名門、モスクワ音楽院付属中央音楽学校へ留学します。

    最初はアメリカ留学を検討していたそうですが、世界的なピアニストであるダン・タイ・ソン氏の勧めを受け、ロシア行きを決断したとのこと。

    モスクワでは、デニス・マツーエフら世界的ピアニストを育てた名教師、ヴァレリー・ピアセツキー氏に師事し、3年間にわたってロシアピアニズムの真髄を学びました。

    そして厳しいレッスンと練習を乗り越え、2021年6月に同校を優秀な成績で卒業。

    ロシアでの経験が、進藤さんの音楽性の大きな土台となっていることは間違いありません。

    ドイツ・ハノーファーでの新たな挑戦

    モスクワでの学びを終えた後、進藤さんはさらなる高みを目指し、2022年4月からドイツのハノーファー音楽演劇メディア大学へ進学。

    ドイツを選んだ理由の一つは、ショパンの作品、とくに「マズルカ」への深い探求心からだったそうです。

    マズルカの持つポーランドの民族的要素や独特のリズムをより深く理解するため、世界的な指導者であるアリエ・ヴァルディ氏の門を叩きます。

    ロシアのダイナミズムと、ドイツの知的な楽曲解釈。

    この二つの異なるアプローチを吸収することで、進藤さんの音楽はより一層深みを増すことになりました。

    ショパンコンクールへの挑戦と進藤実優さんの現在

    出典:YouTube
    コロナ禍でもオンラインコンサートを開催

    進藤実優さんの名を世界に知らしめたのは、2021年に開催された第18回ショパン国際ピアノコンクールでした。

    記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。

    2021年・第18回大会での快挙と飛躍

    当時19歳だった進藤さんですが、世界最高峰のコンクールでプレッシャーをものともしない堂々たる演奏を披露。

    日本人コンテスタントとして快進撃を続け、見事セミファイナリスト(第3次予選進出)という快挙を成し遂げました。

    この結果は、反田恭平さんの第2位、小林愛実さんの第4位入賞とともに、日本のクラシック界を大いに沸かせました。

    コンクールをきっかけに進藤さんの知名度は飛躍的に高まり、日本を代表する若手ピアニストの一人として確固たる地位を築いていきます。

    2025年・第19回大会へ!再びワルシャワの舞台へ

    そして2025年、進藤さんは再びワルシャワの舞台へ!

    2025年10月に開催される(されている)第19回ショパン国際ピアノコンクールに、本選出場者として名を連ねています。

    前回の経験から、「よりリラックスしてショパンの作品に臨めるようになった」と語る進藤さん。

    作品全体の構成や民族的な背景にも目を向けられるようになったと自身の成長を分析しており、4年の歳月を経て進化した「新しい進藤実優のショパン」に、世界中から大きな期待が寄せられています。

    コンクールのステージI(第1次予選)は10月3日から。

    今回も期待大ですね!

    公式Instagramで近況をチェック!

    進藤実優さんを支える家族:教師の母との感動エピソード

    出典:YouTube
    ベートーヴェン作曲「ソナタ 熱情」

    進藤さんの類まれなる才能は、どのように育まれたのでしょうか。

    その背景には、やはりご家族、とくに元教師であるお母様の存在が大きく影響しているようです。

    両親と3人兄弟のいる家庭環境

    進藤さんはご両親と2人の兄弟のいる3人兄弟とのこと。

    実家は出身地でもある愛知県大府市です。

    ご両親の詳細は公表されていませんが、お母様の祥子さんが元教師であり、進藤さんの教育に非常に熱心だったそうですよ!

    元教師の母・祥子さんのユニークな教育法

    進藤さんが9歳の頃、テレビ番組で祥子さんのユニークな教育法が紹介されたそうです。

    その教育法は、音楽の技術だけでなく、人間的な表現力を育むことを目的としたものでした。

    教育方針は以下の3つとのこと。

    1. 表現力の育成(絵本の読み聞かせ)
      喜怒哀楽の感情や多様な表現の引き出しを増すために、1日に10〜20冊もの絵本を読み聞かせ
    2. 練習への意欲向上(練習のゲーム化)
      練習の指示を言葉ではなく文字で伝えたり、課題をゲーム感覚でクリアできるように工夫したりすることで、子どもが飽きずに楽しく練習に取り組める環境を作り。
    3. 集中力と想像力の涵養(積み木遊び)
      シンプルな四角い積み木で遊ばせることを通じて、遊びの中から自然と高い集中力や豊かな想像力を育んだといいます。

    こうした母親による愛情深い独自の教育が、進藤さんの豊かな語彙力と、聴く人の心に深く訴えかける表現力豊かな演奏スタイルを確立するきっかけになったのかもしれませんね。

    「私はあなたのショパンが好き」母の言葉が後押しに

    2019年、ある国際コンクールで思うような結果が出せず、進藤さんが自信を失っていた時期がありました。

    しかし、そんな彼女を奮い立たせたのも、お母様の言葉だったとのこと。

    「私はあなたのショパンが好きよ」

    この一言が、進藤さんの心に再び火を灯し、2021年のショパンコンクールへ挑戦する大きな後押しとなりました。

    家族の温かいサポートと深い信頼関係が、進藤さんの活躍を力強く支えていることがわかる感動的なエピソードですね。

    進藤実優さんのコンサート情報【2025年-2026年】

    出典:YouTube:ピティナ公式チャンネル様より
    ショパン作曲「ピアノ協奏曲第1番」

    ショパンコンクールを前に、進藤さんの演奏を生で聴ける機会が数多く予定されています。

    最後に、コンサート情報を紹介して終わりにします。

    2025年 コンサート・メディア出演スケジュール

    12月25日(木)第31回リクルートスカラシップコンサート東京オペラシティ

    チケットは、イープラスやチケットぴあなどの主要プレイガイドで販売されていますが、人気公演のため早めの確保をおすすめします。

    2026年の公演予定

    • 2026年4月19日(日)15:00開演
      • コンサート【愛知県芸術劇場コンサートホール】
      • 詳細は未公開ですが、地元・愛知での凱旋公演に期待が高まります。

    国内外でのリサイタルやコンクール出演など、今後の活躍に注目です!

    公式Xもぜひチェックしてください!

    https://twitter.com/ShindoMiyu/status/1952644416755163321

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    ピアニスト・進藤実優さんの経歴・プロフィール:まとめ

    今回は、今最も注目される若手ピアニストの一人、進藤実優さんについて、経歴からプライベートな一面、コンサート情報まで紹介しました。

    幼少期からのたゆまぬ努力、ロシア・ドイツでの国際的な研鑽、そして進藤さんを信じ支え続ける家族の存在。

    そのすべてが、進藤さんの深く豊かな音楽を創り上げる要因になったのは間違いありません。2025年のショパンコンクールで、進藤さんがどのような演奏を聴かせてくれるのか、今から楽しみですね!

    最後に、この記事のポイントをまとめます。

    • 2021年の第18回ショパン国際ピアノコンクールでセミファイナリストとなり、世界的に注目された若手ピアニスト。
    • 日本の高校には進学せず、中学卒業後にロシア・ドイツへ渡り、世界トップクラスの音楽教育を受けている。
    • 元教師である母親のユニークな教育法(絵本、ゲーム化、積み木)が、豊かな表現力の礎となっている。
    • 自信を失った時に母からかけられた「あなたのショパンが好き」という言葉が、大きな支えとなった。
    • 2025年10月、第19回ショパン国際ピアノコンクールに本選出場者として再挑戦する。

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