日本を代表するヴァイオリニスト、葉加瀬太郎さん。
葉加瀬さんの奏でる情熱的なメロディーは、一度聴いたら忘れられないのが魅力です。
テレビ番組「情熱大陸」のテーマ曲はあまりにも有名で、クラシックの枠に収まらない多彩な音楽活動で、常に私たちを魅了し続けています。
この記事では、そんな葉加瀬太郎さんの輝かしい経歴や知られざるプロフィール、そして葉加瀬さんを支える家族(妻・高田万由子さん、娘・向日葵さん、息子・万太郎さん)の素敵なエピソード、さらには2024年に公表された病気との闘いや、デビュー35周年を迎える2025年の最新コンサート情報まで、リサーチしてお届けします。
この記事を読めば、音楽家・葉加瀬太郎さんの魅力はもちろん、一人の人間としての深い人物像にも触れることができるはずです!
ぜひ最後まで読んで、参考にしてください!
筆者は、クライスラー&カンパニーの時代から聴いています。
葉加瀬太郎さんのプロフィールと経歴
出典:YouTube:公式チャンネルより
まずは、多くの人が気になる葉加瀬太郎さんの基本的なプロフィールと、これまでの輝かしい歩みを振り返ってみましょう。
項目 | 内容 |
本名 | 髙田 太郎(たかた たろう) ※旧姓:葉加瀬 |
生年月日 | 1968年1月23日(現在57歳) |
出身地 | 大阪府吹田市 |
身長 | 178cm |
血液型 | A型 |
星座 | みずがめ座 |
学歴 | 京都市立堀川高等学校音楽科 卒業、東京芸術大学音楽学部器楽学科ヴァイオリン専攻 中途退学 |
職業 | ヴァイオリニスト、作曲家、音楽プロデューサー |
レーベル | HATS UNLIMITED(自身が音楽総監督) |
SNS | 公式YouTubeチャンネル |
音楽との出会いからプロデビューまで
葉加瀬太郎さんの音楽人生は、わずか4歳でヴァイオリンを手にしたことから始まりました。
大阪府吹田市の千里ニュータウンで育ち、「1学年10クラスもあった団地っ子」だったと自身で語る少年は、10歳で本格的に教室に通い始め、その才能を急速に開花させます。
中学2年生の時には、西日本コンクールで2位に入賞するという実力を見せつけました。
音楽の名門である京都市立堀川高等学校音楽科を経て、日本の芸術界の最高峰、東京芸術大学へと進学。
大学在学中の1990年、竹下欣伸さん、斉藤恒芳さんと共に「KRYZLER & KOMPANY(クライズラー&カンパニー)」を結成し、メジャーデビューを果たします。
クラシックの名曲をポップスやロックの感覚で斬新にアレンジするスタイルは、当時の音楽シーンに大きな衝撃を与え、一躍人気グループとなりました。
ソロ活動と世界的な成功
出典:YouTube:
1996年にKRYZLER & KOMPANYを解散すると、葉加瀬太郎さんはソロアーティストとしての道を歩み始めます。
そのキャリアにおける最大の転機となったのが、世界的歌姫セリーヌ・ディオンとの共演です。
彼女の楽曲「To Love You More」に参加し、ワールドツアーにも同行。この曲は日本で150万枚を超える大ヒットを記録し、葉加瀬太郎の名は一気に世界へと知れ渡りました。
ソロ活動開始後は、自身の代表曲となる「情熱大陸」や「エトピリカ」などを次々と生み出します。2002年には自身が音楽総監督を務めるレーベル「HATS」を設立。
2007年からは「原点回帰」をテーマに活動拠点をロンドンへ移し、自身の音楽性と技術に更なる磨きをかけました。
現在も年間100本近いコンサートをこなしながら、2022年4月には母校である東京藝術大学の客員教授に就任するなど、後進の育成にも力を注いでいます。
葉加瀬太郎さんの代表作品と受賞歴
出典:YouTube:公式チャンネルより
葉加瀬太郎さんの音楽は、テレビや映画など様々な場面で私たちの心に寄り添ってきました。
ここでは、特に有名な代表曲と輝かしい受賞歴をご紹介します(たくさんあるので、抜粋ということで)。
主要な代表曲
- 「情熱大陸」:言わずと知れたTBS系ドキュメンタリー番組「情熱大陸」のオープニング曲。日本の誰もが知る情熱的なメロディーです。
- 「エトピリカ」:「情熱大陸」のエンディング曲。優しくも壮大なメロディーが心に深く染み渡ります。
- 「ひまわり」: 2010年のNHK連続テレビ小説『てっぱん』のテーマ曲。聴く人に元気と勇気を与えてくれる一曲。
- 「To Love You More」: セリーヌ・ディオンとの共演でミリオンヒットを記録した、彼の国際的キャリアを象徴する楽曲。
主な受賞歴
- 1991年 第33回日本レコード大賞 企画賞(クライズラー&カンパニーとして)
- 1996年 第10回日本ゴールドディスク大賞 グランプリ・シングル賞(「To Love You More」)
- 2022年 第36回日本ゴールドディスク大賞 クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー(アルバム「SONGBOK」)
葉加瀬太郎を支える家族!妻・高田万由子さんとの関係
出典:YouTube:公式チャンネルより
葉加瀬太郎さんの音楽活動を語る上で欠かせないのが、家族の存在です。とくに、妻である高田万由子さんのサポートは計り知れません。
才女・高田万由子さんとの結婚
葉加瀬太郎さんは1999年3月に、タレントで女優の高田万由子さんと結婚しました。
高田万由子さんといえば、東京大学文学部を卒業した才女として知られています。
実は二人の結婚には、万由子さんの父親からの猛反対があったとのこと。
高田家は明治時代に財を成した名家の家系であり、当時まだ若手ミュージシャンであった葉加瀬さんの将来を心配されたようです。
しかし、そこを諦めなかった葉加瀬さん。
3週間毎日、高田さんの実家に通い詰め、庭の芝刈りや薪割りを手伝うことで誠意を示し、ついに結婚の許しを得たという心温まるエピソードが残っています。
結婚に際して、葉加瀬さんが高田姓に改姓したため、本名は「髙田太郎」となりました。
現在も夫婦仲は非常に良好で、SNSでは夫婦で釣りに出かけたり、万由子さんが葉加瀬さんのためにサプライズの誕生日パーティーを企画したりする様子が報告されており、その深い絆がうかがえます。
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葉加瀬太郎さんの子供たち!才色兼備の娘さんと若き実業家の息子さん
出典:YouTube
葉加瀬太郎さんと高田万由子さんの間には、二人の素晴らしいお子さんがいらっしゃいます!
長女:高田向日葵(ひまり)さん
1999年7月生まれの長女・向日葵(ひまり)さんは、2025年7月で26歳になります。8歳からイギリスで育ち、英国の名門ブリストル大学薬学部で脳科学を専攻し卒業した、まさに才色兼備の女性。
驚くべきことに、向日葵さんは2歳からヴァイオリンを始め、イタリアのジュニアコンクールで金賞を受賞するほどの才能を持っていました。
しかし、15歳の時に「父のようにはなれない」と感じ、きっぱりとヴァイオリンの道を断念。
現在は自分の信じる道を歩んでおられるようですよ!
父娘関係は極めて良好で、葉加瀬さんのSNSには度々ツーショット写真が投稿され、その仲の良さはファンの間でも有名です。
長男:高田万太郎さん
2006年8月生まれの長男・万太郎さんは、家族から「マンタ」の愛称で親しまれています。
なんと、中学生の時にフィッシュ&チップスのお店「MANTAS」をキッチンカーで出店し、会社経営を経験しているのは有名な話。日本に本格的なフィッシュ&チップスの店が少ないことに着目したという、そのビジネスセンスには脱帽ですね!
また、料理や釣りが得意で、10歳の時には100kgものカジキを釣り上げたことも。イギリス育ちのため英語も堪能で、ラップを披露することもあるという、まさに多彩な才能の持ち主です。
葉加瀬太郎さん、病気「ラムゼイ・ハント症候群」との闘い
出典:YouTube
高嶋ちさ子さん古沢巌さんとのコラボ
順風満帆に見える葉加瀬太郎さんの音楽人生ですが、2024年には大きな試練が訪れました。
2024年9月6日、公式サイトを通じて「ラムゼイ・ハント症候群」と診断されたことを公表。
この病気は、水痘(みずぼうそう)のウイルスが原因で発症する顔面神経麻痺で、カナダの歌手ジャスティン・ビーバーさんが罹患したことでも知られています。
葉加瀬さんの場合、ある朝、左目に違和感を覚えたことから始まり、同日の午後には顔の左半分が動かなくなるという症状に見舞われたとのこと。
しかし、葉加瀬さんは病には屈せず、「コンサートは僕の人生そのもの」と語り、予定されていた全国ツアーをキャンセルすることなく、治療を続けながらステージに立ち続けることを決断。
顔面に麻痺が残る中での演奏は想像を絶する困難があったはずですが、その不屈の精神と音楽への深い愛情は、多くのファンに感動と勇気を与えました。
葉加瀬太郎さんの現在の拠点とロンドン移住の理由
葉加瀬太郎さんは、2007年に家族全員でイギリス・ロンドンに移住しました。
その理由は、多忙な日々の中で見失いがちになっていたヴァイオリンの基礎と改めて向き合う「原点回帰」のためでした。
派手なパフォーマンスだけでなく、年を重ねても通用する確かな技術を身につけるため、ロンドンで徹底的に基礎練習に打ち込んだのです。また、お子さんたちの教育環境を考慮したことも大きな理由でした。
このロンドンでの期間は、彼の音楽にさらなる深みと円熟味をもたらしました。コロナ禍を機に日本へ帰国し、現在は日本を拠点に活動しています。
葉加瀬太郎さんのコンサート・活動
2025年は、葉加瀬太郎さんにとってデビュー35周年という記念すべきアニバーサリーイヤーです。精力的な活動が目白押しとなっています。
デビュー35周年記念コンサートツアー
- 春ツアー「オーケストラコンサート2025 ~The Symphonic Sessions~」: 大好評のうちに全公演が完売となりました。
- 秋ツアー「TARO HAKASE 35th Anniversary The Best of 35 Years」: デビュー35周年を記念した全国ツアーが予定されています。
葉加瀬太郎 音楽祭 2025
2025年5月31日には、東京・神宮外苑にて「葉加瀬太郎 音楽祭 2025」が開催されました。今井美樹さん、郷ひろみさん、坂本冬美さんなど、ジャンルを超えた豪華アーティストが集結し、夢の共演が実現しました!(行きたかった・・・)
※今後のコンサート情報については、オフィシャルサイトまたはチケットサイトにてご確認ください。
35周年記念ベストアルバムをリリース
2025年8月6日には、デビュー35周年を記念したベストアルバム「The Best of 35 Years」がリリースされます。葉加瀬太郎さん自身がセレクトした35曲を収録した3枚組の豪華な内容で、ファン必携のアイテムとなりそうです。
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葉加瀬太郎さんの経歴・プロフィール:まとめ
この記事では、日本を代表するヴァイオリニスト・葉加瀬太郎さんについて、輝かしいキャリアからプライベートな一面まで幅広く紹介しました。
音楽への飽くなき探求心、温かい家族との絆、そして困難に立ち向かう不屈の精神。葉加瀬さんが奏でる情熱的な音楽は、そうした人間的な魅力に裏打ちされていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
【この記事のポイント】
- 世界的なヴァイオリニスト: セリーヌ・ディオンとの共演を機に国際的な名声を獲得し、「情熱大陸」など数々の名曲を生み出してきた。
- 支えとなる家族: 妻・高田万由子さんとの心温まる結婚秘話や、英国の名門大学を卒業した長女、若き実業家の長男など、才能豊かな家族に恵まれている。
- 病との闘い: 2024年に「ラムゼイ・ハント症候群」を発症するも、「コンサートは人生そのもの」として音楽活動を継続する強い意志を示した。
- デビュー35周年: 2025年は記念すべきアニバーサリーイヤーとして、全国ツアーやベストアルバムのリリースなど精力的に活動している。
デビュー35周年を迎え、ますます円熟味を増す葉加瀬太郎さんの音楽と、これからの活動から目が離せません!
せっかくなので、「葉加瀬さんに激似」で話題となった、オーボエ奏者・最上さんの記事もどうぞ!