ショパンの代表作紹介シリーズ第4回目。
今回の記事をお読みいただくと、ショパンの全作品のおよそ10分の1を知ったことになります。
「10分の1って少ないじゃん!」と思う方もいるかもしれません。
でも、普段クラシックを聴かない方が、それだけ知るって結構スゴイことだと思いますよ!
なので、ぜひ今回の記事も最後まで読んでみてください🎹
ショパンの有名・代表曲24選その③17〜24
さて、ショパンシリーズのラストとなる今回では、8曲を紹介します。
前回・前々回とは異なり、ジャンルはさまざまです。
でも、大丈夫!。どの作品にも、わかりやすい「ざっくり解説」がついているので安心してください。
ということで、解説スタートです。
ショパンの代表作その17『バラード第1番』
1831年に作曲から1835年にかけて作曲された作品です。
「バラード」とはもともとヨーロッパの詩の形式の一つでしたが。しかし現在では音楽的テーマでも用いられています。この作品も、ポーランドの詩人アダム・ミツケヴィチの詩にインスピレーションを受けたと言われています。
ショパンは生涯で4曲のバラードを作曲しました。その中でも1番はとくに演奏機会が多い作品です。
フィギュアスケートの羽生結弦選手も「バラード第1番」をBGMに使用していたので、聴いたことあがある方もいるかもしれません。
また、作曲家シューマンが「ショパンの曲でもっとも好きである」称賛したことでも知られています。
ぜひ、音楽で物語を感じてみてください!!
代表曲その18『バラード第4番』
次は『バラード第4番』です。1842年に作曲され、ショパンのピアノ曲のなかでももっとも優れた作品の一つとして知られています。
冒頭の「消えるように現れる音楽」がショパンの才能を物語っています。
どこか魔法の国に迷い込んだような、夢の中にいるような感覚さえ覚える作品です。
『英雄ポロネーズ』『スケルツォ第4番』と並び、ショパンの才能が絶頂を迎えています。
作品はショパンの弟子シャーロット・ド・ロスチャイルド夫人に献呈されました。
ショパンの代表作その19『舟歌』
1846年に作曲された、ショパン晩年の傑作です。
『舟歌』とは、水の都ヴェネツィアの船頭が口ずさんでいた音楽に由来しています。おそらく、リズム良く船を漕ぐために歌われたのでしょう。
また、イタリア語で「バルカローレ」やフランス語の「バルカロール」なんて呼ばれ方もします。👈覚えなくていいです。
以前紹介した、メンデルスゾーンの『ヴェニスのゴンドラの歌』なども有名ですね。
ショパンの他にも、フォーレやチャイコフスキー、ラフマニノフなども『舟歌』を作曲しています。
代表作その20『スケルツォ第2番』
1837年に作曲・出版されたショパンの『スケルツォ』です。
「スケルツォ」とはイタリア後で「冗談」を意味し、4分の3拍子で華麗な作風が特徴です。
なので、スケルツォと聞いたら「遊び心がある作品なんだな〜」と思ってください。
本作は4曲作曲されたスケルツォのなかでも、もっとも演奏機会の多い作品です。
劇的で情熱的な冒頭部分から心を奪われてしまいますね。
この作品についてシューマンは「バイロンの詩に匹敵するほど、優しく、大胆で、愛情深く、また軽蔑的である」と評価しています。
ショパンの代表作その21『英雄ポロネーズ』
『軍隊ポロネーズ』『幻想ポロネーズ』とともに、もっとも親しまれているポロネーズです。
さまざまなジャンルで使用されているので、この作品も聴いたことがある方も多いと思います。
「ポロネーズ」とはポーランド風の意味で、ポーランドの貴族向けの舞曲として伝承されました。ショパンは生涯で18曲の作品を残しています。
一方、前回紹介した「マズルカ」はポーランドの民間で広まった舞曲です。本作の情熱的なリズムは、ポーランドの繁栄と栄光を讃えていると言われています。
ショパンの代表作その22『チェロソナタ』
これまでピアノ曲に焦点を絞って紹介してきました。
でも、ショパンはピアノ曲以外にも本作のようなチェロソナタや歌曲も作曲しています。
また、ショパンはピアノの次にチェロが好きだったとか。
本作は1846年、友人でチェリストのオーギュスト・フランムージュの為に作曲され、1848年に初演を迎えています。ピアノ、チェロともに高度な技術が求められる傑作です。
全4楽章構成で、演奏時間はおよそ25分です。ショパンの生前中に発表・出版された最後の作品としても知られています。
ショパンの代表作その23『ピアノ協奏曲第1番」
1830年、ショパンが20歳の頃の作品です。
青年ショパンの心に、こんな美しいメロディが流れていたと思うと、本当に感動します。
ショパンがウィーンへ旅立つ前に開かれたワルシャワでの告別演奏会で初演され、大成功を収めました。またパリデビューでも本作が演奏され、それによりショパンはフランスでの活動を本格化します。
ショパン国際コンクールの課題曲として、多くのピアニストにより演奏されています。
全3楽章構成で、演奏時間は40分程度です。
代表作その24『ピアノ協奏曲第2番』
『ピアノ協奏曲第1番』と同年の1830年に作曲された作品です。2番となっていますが、1番よりも前に作曲されています。本作もワルシャワにて、ショパン自身の演奏で初演が行われました。
「1番より完成度が劣る」と言われることがあるようですが、十分過ぎる傑作だと筆者は思います・・・。皆さんはどう思いますか?。こちらも3楽章構成で、演奏時間は約30分です。
若きショパンの大胆さと情熱が存分に表現された作品です。
まとめ
ということで、4回にわたりショパンについて解説しました。
でも、まだまだ書きたい作品があるので、いずれリライト時に書き足します。
ショパンの作品は、どの作品を聴いても美しく、哀愁や希望、悲しみや喜びに溢れています。
普段クラシック音楽を聴かない方にとっても、馴染みやすい作品ばかりなので、この記事シリーズを機会にぜひショパンの作品に触れてみてください!
これまでのショパンシリーズを見逃した方は👇をご参照ください。