アジア人初となる「プラハの春国際音楽コンクール」優勝という快挙を達成しった水野優也さん。今、世界も注目する若手日本人チェリストの一人として、人気急上昇の演奏家です。
「反田恭平さんが率いるJNO(ジャパン・ナショナル・オーケストラ)のメンバー」としても知られる水野さんは、一体どのような経歴を歩んできたのでしょうか?
この記事では、世界を舞台に活躍する水野優也さんの経歴やプロフィール、気になる結婚の噂、そして世界的な名器といわれる使用楽器についてリサーチしました。
また、2025年末以降の最新コンサート情報もまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください!
記事内では、素敵な演奏動画も紹介しますので、そちらもぜひご視聴くださいね!
水野優也さんのwiki風プロフィールと学歴
出典:YouTube:桐朋学園音楽部門より引用
ラフマニノフ作曲「チェロ・ソナタ」より
まずは、毎度お馴染み(?)水野優也さんの基本的なプロフィールと、学歴を表にまとめました。
若くしてこれだけのキャリアを積み上げている背景には、日本、ハンガリー、オーストリアと渡り歩き、各国の巨匠たちから音楽の神髄を吸収してきた努力の日々があります。
水野優也さんのプロフィール一覧
| 名前 | 水野 優也(みずの ゆうや) |
| 生年 | 1998年(27歳 ※2025年現在) |
| 出身地 | 東京都 |
| 担当楽器 | チェロ |
| 所属 | ジャパン・ナショナル・オーケストラ(JNO) コアメンバー |
| 学歴(高校) | 桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)首席卒業 |
| 学歴(大学) | 桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマ・コース(特待生修了) ハンガリー国立リスト・フェレンツ音楽大学 オーストリア国立ザルツブルク・モーツァルテウム大学修士課程修了 |
| 師事歴 | 倉田澄子、ミクローシュ・ペレーニ、クレメンス・ハーゲン、ヴェロニカ・ハーゲン(室内楽) |
| デビュー | 6歳よりチェロを開始 |
音楽家としてのルーツと教育背景
6歳からチェロを始めた水野優也さん。
日本の音楽教育の名門、「桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室(仙川教室)」で基礎を学び、その後進学した桐朋女子高等学校音楽科(共学)を首席で卒業という天才チェリストです。
桐朋学園大学では、優秀な学生のみが選ばれる「ソリスト・ディプロマ・コース」を特待生として修了。
日本では、著名なチェリストである倉田澄子氏に師事し、演奏家としての土台を固めました。
その後、さらなる高みを目指してハンガリーへ。
チェロ界の生きる伝説とも称されるミクローシュ・ペレーニ氏に師事。ペレーニ氏のレッスンは、言葉よりも「実際に演奏して教える」スタイルが多く、水野さんはそこで言葉では表現しきれない「ハンガリー・スピリット」や独特の音楽的ニュアンスを肌で感じ取ったといいます。
さらには、音楽の都オーストリア・ザルツブルクのモーツァルテウム大学の修士課程も修了※
ソリストとしての技術だけでなく、アンサンブル能力も世界最高峰の環境で磨いていることが、現在の多彩な活動(JNOやカルテット)に繋がっています。
※参考|JNOオフィシャルサイトより
水野優也さんは結婚してる?プライベートな情報を調査
出典:YouTube
ドヴォルザーク作曲「チェロ協奏曲」
端正なルックスと情熱的な演奏スタイルでファンを魅了する水野優也さん。
「結婚はしているの?」と気になっているファンも多いのではないでしょうか。
結論から言うと、2025年現在、水野優也さんが結婚しているという公式情報は見つかりませんでした。(筆者調べ)
ご本人のSNSや公式プロフィール、インタビュー記事などを調査しましたが、結婚や妻、パートナーに関する言及は確認されていません。
なので、公的には「独身」である可能性が高いと思われます。
結婚情報がない理由を考察
情報がない理由をなんとなく推測してみました。
- 多忙を極める海外生活現在により、日本とヨーロッパを往復する生活を送る水野さん。2025年にはプラハの春国際音楽コンクールという大きな目標に挑んでいたこともあり、恋愛や結婚よりも「音楽」が最優先の生活だったのではないでしょうか。
- キャリアの重要局面20代後半は演奏家として脂が乗ってくる重要な時期。とくにコンクールでの優勝やCDデビュー、JNOでの活動など、まさに今がキャリアの急上昇期でもあります。プライベートな発表は控えている、あるいはその余裕がないほど音楽に没頭している可能性もありますね。
とはいえ、才能あふれる演奏家でもありますので、将来的に素敵なニュースが飛び込んでくる可能性は十分にあります。こちらは新たな情報が入り次第、追記していきます!
水野優也さんの受賞歴が凄すぎる!プラハの春でアジア人初の快挙
出典:YouTube:公式チャンネルより引用
ショパン作曲「チェロ・ソナタ」
水野優也さんの経歴を語る上で外せないのが、これまでの受賞歴です。
国内タイトルを総なめにしただけでなく、国際的な檜舞台でもその実力を証明しています。
2025年「プラハの春」での歴史的優勝
水野さんといえば、2025年に行われた「第76回プラハの春国際音楽コンクール」チェロ部門での優勝です。
しかも、「アジア人初」の優勝という、日本の音楽史に残る快挙!
さらに、本選での順位だけでなく、以下の4つの特別賞も同時に受賞しています。
- 第1位(優勝)
- 4つの特別賞
これだけでも、審査員や聴衆の心を完全に掴んでの圧倒的な勝利だったことがわかりますね。
優勝をきっかけに、水野優也の名は世界的なプロモーターや音楽ファンの知るところとなりました。
参考|ぶらあぼ|水野優也が第76回プラハの春国際音楽コンクール チェロ部門で優勝
国内外での主な受賞歴
もちろん、それ以前からその才能が高く評価されていた水野さん。
これまでの主な受賞歴を時系列で振り返ってみましょう。
- 第13回東京音楽コンクール 弦楽部門 第1位及び聴衆賞
- 第23回コンセール・マロニエ21 弦楽器部門 第1位
- 第89回日本音楽コンクール チェロ部門 第1位
- 併せて、全部門を通じて最も印象的な演奏に贈られる「増沢賞」、聴衆賞である「岩谷賞」、「黒栁賞」、「徳永賞」を受賞。
- 2024年 エンリコ・マイナルディコンクール 第1位
- 第31回青山音楽賞 新人賞
日本音楽コンクールでの4冠達成など、出場するコンクールで軒並み最高位を獲得する「勝負強さ」も水野さんの魅力の一つです。
水野優也さんの使用楽器は?1710年製の銘器「ロジェリ」
出典:YouTube
ブラームス「チェロ・ソナタ第1番」
さて、チェリストにとって命とも言える楽器。
水野優也さんが奏でる深淵な音色は、どのような楽器から生み出されているのでしょうか。
使用楽器についてもリサーチしました。
使用楽器:Pietro Giacomo Rogeri(1710年製)
現在、水野優也さんが使用しているチェロは、1710年製の「Pietro Giacomo Rogeri(ピエトロ・ジャコモ・ロジェリ)」とのこと※。
この楽器は、公益財団法人サントリー芸術財団より貸与されたもの。
300年以上前に製作され、豊かな倍音と深みのある響きが特徴の名器です。
ぜひ記載の動画で、その奥深い音色を味わってみてください!
サントリー芸術財団は、将来を嘱望されるトップクラスの若手演奏家にのみ名器を貸与しており、このこと自体が水野さんの実力が認められている証拠と言えるでしょう。
※参考|JNOオフィシャルサイトより
使用弓:F.TOURTE
楽器本体と同様に重要な「弓」ですが、こちらはF.TOURTE(フランソワ・トゥルテ)※を使用しています。
こちらは「住野泰士コレクション」より貸与されているもの。
トゥルテは「弓のストラディバリウス」とも呼ばれる最高峰のメーカーであり、繊細なニュアンスを表現するために不可欠な相棒となっています。
最高額で取引されることもあるそうですよ!
※参考|JNOオフィシャルサイトより
「齋藤秀雄」氏の愛器も使用
水野さんは「Paolo Antonio Testore(テストーレ)」も使用しています※。
実はこの楽器、日本のチェロ教育の父であり、小澤征爾氏らの師としても知られる故・齋藤秀雄氏が愛用していたチェロです。
歴史的な巨匠の魂が宿る楽器を弾く機会を得たことは、水野さんの音楽性に大きな影響を与えたことでしょう。
※参考|渋谷美竹サロン|水野優也チェロリサイタル(ピアノ:五十嵐薫子)より
水野優也さんのコンサート情報
出典:YouTube
プーランク作曲「チェロソナタ」
「世界一」の称号を手にした水野優也さんの生演奏を聴きたい方のために、2025年12月以降の注目コンサートを厳選して紹介します。
ソロ、室内楽、オーケストラと、様々な形式で彼の魅力を堪能できます。
公式Instagramでも最新情報をチェックです!
JNOメンバーとのクリスマス・コンサート
反田恭平さんがプロデュースするJNO(ジャパン・ナショナル・オーケストラ)のメンバーによる、華やかなクリスマスコンサートです。
- 公演名:JNOチェロカルテット × JNO Chamber Colors クリスマス特別コンサート
- 日程・会場:
- 2025年12月23日(火)名古屋・電気文化会館
- 出演:森田啓介、水野優也、香月麗、佐々木賢二(チェロ)ほか
- 曲目:バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」、アンダーソン「そりすべり」ほか
- 見どころ:同世代の実力派チェリスト4人によるアンサンブル。クリスマスならではの名曲も楽しめます。
新たな弦楽四重奏団「アルヴェン・カルテット」
ソリストとしてだけでなく、室内楽奏者としての新たな一歩となる公演です。
- 公演名:アルヴェン・カルテット公演
- 日時:2026年4月15日(水)19:00開演
- 会場:浜離宮朝日ホール
- メンバー:荒井里桜(Vn)、石原悠企(Vn)、湯浅江美子(Va)、水野優也(Vc)
- 見どころ:若手トップ奏者たちによる新結成カルテット。ハイドン、ブラームスなどの重厚なプログラムに取り組みます。
※各公演のチケット情報や詳細は、公式サイトやホールのHPで最新情報をご確認ください。
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演奏を現地で体験してみたい方にとって、お役に立てれば幸いです。
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水野優也さんの経歴・プロフィール:まとめ
今回は、アジア人初の快挙を成し遂げた注目のチェリスト、水野優也さんについて特集しました。
卓越したテクニックはもちろんのこと、ハンガリーやオーストリアで培った深い音楽性。
それこそが、水野さんの最大の魅力ではないでしょうか。
今回の記事のポイントをまとめます。
- 2025年「プラハの春国際音楽コンクール」でアジア人初優勝を達成。
- 日本音楽コンクール、東京音楽コンクールでも第1位を獲得した実力派。
- 現在はオーストリア・モーツァルテウム大学で研鑽を積む(JNOコアメンバーも兼任)。
- 結婚に関する公式情報はなし(2025年現在、独身の可能性が高い)。
- 使用楽器はサントリー貸与の1710年製「Pietro Giacomo Rogeri」。
- 2025年末〜2026年にかけ、ソロ・室内楽・協奏曲と多彩なコンサートが予定されている。
























リサーチしたところ、2つのソースがありましたので、「ご参考まで」ということでご了承ください。