圧倒的な歌唱力と存在感で、日本のエンタメ界を牽引する俳優、吉原光夫さん。
ミュージカル界のトップスターとして君臨する一方で、近年では『VIVANT』や『エール』などの映像作品でも強烈なインパクトを残しています(個人的にはイクサガミが好きです)。
「あの大きな俳優は誰?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、吉原光夫さんの経歴やプロフィール、気になる国籍の噂、そして元宝塚女優の奥様との結婚生活や最新の出演映画まで、徹底的にリサーチしてまとめました!
吉原光夫さんのプロフィール|身長186cmの圧倒的スタイル
出典:YouTube
まずは、いつものように吉原光夫さんの基本プロフィールから見ていきましょう。
舞台映えする長身と、誰もが認める実力派俳優としてのデータ詳細です。
| 氏名 | 吉原 光夫(よしはら みつお) |
| 生年月日 | 1978年9月22日 |
| 年齢 | 46歳(2025年時点の誕生日まで) |
| 出身地 | 東京都八王子市 |
| 身長 | 186cm |
| 血液型 | B型 |
| 靴のサイズ | 28.5cm |
| 出身校 | 日本工学院八王子専門学校 演劇俳優科 |
| 職業 | 俳優、演出家 |
| 配偶者 | 和音美桜(女優・元宝塚歌劇団) |
吉原光夫さんの身長は186cm。
舞台上での威厳あるその姿は、この恵まれた体格によるものが大きいでしょう。
靴のサイズも28.5cmと大きく、まさに「大型俳優」という言葉がぴったりです。
吉原光夫さんの国籍は?韓国出身という噂の真相
検索窓で「吉原光夫」と入力すると、「国籍」「韓国」といったワードが出てくることがあります。
結論から申し上げますと、吉原光夫さんの国籍は日本です。東京都八王子市出身で、日本国籍を有する日本人です。
なぜ韓国籍という噂が流れたのか?
この誤解が生じた背景には、吉原光夫さんの「実力がありすぎるがゆえのエピソード」が関係しています。
2013年、ミュージカル『レ・ミゼラブル』の韓国公演が行われていた際、主演のジャン・バルジャン役を務めていた韓国人俳優キム・ジュンヒョンさんが怪我で降板するというアクシデントが発生しました。
この窮地を救うために、急遽代役として白羽の矢が立ったのが、日本で同役を演じていた吉原光夫さん※。
言葉の壁を超え、韓国の舞台で堂々と主演を務め上げたその姿があまりに馴染んでいたことや、国際的な活躍ぶりがニュースになったことで、「韓国の俳優なのか?」「韓国にルーツがあるのでは?」という推測が広まったと考えられます。
このエピソードは、国籍の噂を生んだものの、むしろ吉原さんの俳優としての力量が国境を超えて評価されている証拠と言えるでしょう。
※参考|okepi|感激!観劇レポ|ミュージカル『レ・ミゼラブル』2024-25年公演、吉原光夫さんロングインタビューより
吉原光夫さんの経歴|バスケ少年から劇団四季、そして伝説のバルジャンへ
吉原光夫さんのキャリアは、順風満帆なだけではありませんでした。
挫折を乗り越え、自らの道を切り拓いてきた熱い経歴を紹介します。
バスケットボールでの挫折と演劇への道
幼少期からバスケットボールに打ち込んでいた吉原さん。
小学生の頃から始め、スポーツ推薦で高校へ進学するほどの実力者でした。
将来はプロ選手になることを夢見ていたそうですが、大学進学時にバスケットボール推薦での不合格という大きな挫折を経験します。
失意の中、お父様の「専門学校だけは」という言葉に背中を押され、日本工学院八王子専門学校の演劇俳優科へ進学。
入学の動機は「人前に立つのは平気だし、家から近くて楽そうだから」という意外にもラフなものでしたが、これが運命の分かれ道となりました。
劇団四季での活躍と退団(1999年〜2007年)
1999年、劇団四季附属研究所のオーディションに見事一発合格。
入団の決め手は、名作『ジーザス・クライスト・スーパースター』への強い憧れだったそう。
劇団四季では、持ち前の長身と低音ボイスを活かし、以下のような主要な役柄を次々と射止めます。
- 『ライオンキング』:シンバ役、ムファサ役
- 『美女と野獣』:ガストン役
- 『ジーザス・クライスト・スーパースター』:シモン役、ユダ役
- 『夢から醒めた夢』:暴走族、ヤクザ役
なかでも『ライオンキング』でのムファサ役は、王としての威厳と父性を完璧に表現し、高い評価を得ました。
しかし、2006年に訪れた沖縄の離島で、子供たちに「夢」を問われた際に答えられなかった自分に衝撃を受け、「自分の足で何かを探さなければ」と決意※。
2007年に劇団四季を退団します。
※参考|CREATIVE VILLAGE|~飛躍するクリエイター~ 第24回 吉原 光夫 俳優・演出家より
『レ・ミゼラブル』史上最年少主演への抜擢
退団後、演出家・小川絵梨子氏のもとで演技を学び直し、イギリス留学も経験。
2009年には元四季メンバーと共に劇団「Artist Company 響人(ひびきびと)」を立ち上げ、演出家としてのキャリアもスタートさせました。
そして2011年、吉原光夫さんの人生を決定づける出来事が起こります。
帝国劇場開場100周年記念公演『レ・ミゼラブル』のオーディションを受け、なんと日本公演史上最年少となる32歳で主演ジャン・バルジャン役に抜擢※1。
「小劇場で自己満足するのもいいけど、大きい舞台に出てみてれば?てか、出れないの?」の挑発的な言葉がきっかけで受けたオーディションでしたが、その圧倒的な歌唱力と演技力は、審査員たちの度肝を抜きました※2。
以降、『レ・ミゼラブル』の顔となり、バルジャン役だけでなく、宿敵ジャベール役も演じ分けるなど、日本のミュージカル史に残る偉業を成し遂げています。
※1参考|FROM FIRST|オフィシャルサイトより
※2参考|SPICE|吉原光夫が5度目の『レ・ミゼラブル』役者生活20年の2019年ーージャン・バルジャンに挑むより
吉原光夫さんは結婚してる?➡️妻は元宝塚の和音美桜さん
出典:YouTube:Poupelle The Musical公式チャンネルより
プライベートでは、吉原光夫さんはご結婚されており、温かい家庭を築かれています。
妻・和音美桜さんとの馴れ初め
吉原光夫さんの奥様は、元宝塚歌劇団宙組の娘役トップスターで、現在は女優として活躍する和音美桜(かずね みおう)さんです。
お二人の出会いは2011年、まさに吉原光夫さんが初主演を務めた『レ・ミゼラブル』での共演でした。
この作品が、キャリアだけでなく人生のパートナーとの縁も結んでくれたことになります。
その後、2016年に入籍を発表し、2017年3月に結婚式を挙げました。
和音美桜さんは「歌姫」と称されるほどの歌唱力の持ち主。
まさに「歌ウマ夫婦」として、ファンの間でも憧れの存在です。
2人のお子さんとの心温まるエピソード
吉原光夫さんと和音美桜さんの間には、2人のお子さんがいらっしゃいます。
- 第1子(長女):2019年誕生
- 第2子(長男):2024年誕生
第2子の誕生に際して、和音美桜さんは自身のSNSで、過去に稽留流産を繰り返し、「逢うことは赦されないのかと悩みもがいた」という辛い経験があったことを告白されています。
そうした苦難を乗り越えて授かった新しい命に対し、吉原光夫さんもX(旧Twitter)で「第一子同様、妻は最高で最強ですっ!」と、妻への最大限の賛辞と感謝を綴りました。
SNSでは時折、お子さんの後ろ姿や家族の様子が投稿されており、強面な役柄とは裏腹な「良きパパ」としての素顔が垣間見えます。
公式 Instagramより引用。素敵なご家族です!
吉原光夫さんの出演映画・ドラマ|VIVANTからディズニーまで
出典:YouTube
DisneyMusicJapanVEVO公式チャンネルより引用
和音美桜、吉原光夫 – 遥かなミレーレ (From『ライオン・キング:ムファサ』/日本語版)
近年、吉原光夫さんの活躍は舞台だけに留まりません。
映像作品でもその存在感は唯一無二です。
話題となった主な出演作品
- NHK連続テレビ小説『エール』(2020年):馬具職人・岩城新平役で出演。強面で無口な職人でありながら、劇中で披露した「イヨマンテの夜」の歌唱シーンは圧巻の一言。
- TBS日曜劇場『VIVANT』(2023年):謎のテロ組織「テント」の幹部・ピヨ役を好演。堺雅人さんや役所広司さんといった豪華キャストの中でも埋もれない、ミステリアスかつ重厚な演技が話題となり、SNSでも「ピヨ」がトレンド入りするほどの人気を博しました。
- 映画『ヘルドッグス』(2022年):岡田准一さん主演のアクション映画で、熊沢伸雄役を熱演。裏社会の人間をリアルに演じ、その威圧感はスクリーン越しでも観客を圧倒しました。
- ディズニープラス『ガンニバル』:(2022年〜)村の次期当主・後藤岩男役として出演。狂気を孕んだ怪演を見せ、シーズン2への出演も。
ディズニー映画での「夫婦共演」も!
2024年公開の映画『ライオン・キング:ムファサ』(超実写版)の日本語吹き替え版では、マセゴ役を担当。
なんとこの作品では、妻の和音美桜さんもアフィア役で出演しており、劇中でも夫婦役としての共演を果たしました。
吉原光夫さんはインタビューで「今日で初めて実感として夫婦の役をやった」と語っており、公私ともにパートナーであるお二人の息の合った演技が堪能できる作品となっています。
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吉原光夫さんの出演映画・ドラマ(2025年以降)
吉原光夫さんの快進撃は止まりません。2025年も注目の作品が目白押しです。
- 配信ドラマ『ガンニバル シーズン2』(2025年3月〜 Disney+)
- 配信ドラマ『飛鳥クリニックは今日も雨』(2025年4月 Lemino)
- Netflix『イクサガミ』(2025年11月) – 巨椋雅史(橡)役
- 映画『白の花実』(2025年12月公開予定) – 大野幸男役
時代劇から現代劇、サスペンスまで、ジャンルを問わずオファーが絶えないのは、確かな演技力があるからこそでしょう。
見たいドラマ・映画がきっと見つかる!
吉原光夫さんの経歴・プロフィール:まとめ
本記事では、ミュージカル界の至宝であり映像界でも注目を集める吉原光夫さんについて深掘りしました。
最後に、吉原光夫さんの魅力と記事のポイントをまとめます。
- 身長186cmの長身と低音ボイスが最大の武器であり、舞台での存在感は圧倒的。
- 国籍は日本。韓国公演での代役エピソードが伝説となり、誤解を生むほどの実力者。
- 元劇団四季のスターであり、『レ・ミゼラブル』で日本史上最年少バルジャンを務めた経歴を持つ。
- 妻は元宝塚の和音美桜さん。2人の子供を持つ父であり、苦難を乗り越えた家族愛が深い。
- 『エール』の岩城役や『VIVANT』のピヨ役など、映像作品でも名バイプレイヤーとして活躍中。
- 2025年も『ガンニバル』や『イクサガミ』など、話題作へ出演。
舞台で培った本物の表現力で、私たちを魅了し続ける吉原光夫さん。
これからも、ミュージカルの舞台はもちろん、スクリーンやテレビの中でも、その熱い演技を見せてくれることでしょう。
今後の活躍からも目が離せませんね!
ミュージカル・シリーズ、前回の記事はこちら!











