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クラシック音楽のピアノ曲ならショパンがおすすめ!珠玉の名曲15選!

ショパン

この記事ではショパンのピアノ曲15選を紹介します。
以前もショパンシリーズで触れましたが、
今回はピアノ曲に限定して解説してみました。

「ピアノの詩人」と呼ばれるショパン
その美しく感情豊かな彼のピアノ曲は、
今もなお多くの人を魅了し続けやみません。

とはいえ、クラシック音楽初心者の方にとっては、
「どの曲から聴けばいいの?」と迷う人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、ショパンの名曲をテーマ別に15曲厳選しました。
初心者でも楽しめるロマンティックなノクターン、華やかなワルツ、感動的なバラード、
迫力あるポロネーズなどを紹介します。

曲ごとに特徴や聴きどころをざっくり解説しているので、
ぜひお気に入りの一曲を見つけてみてください!

画像出典:アマゾン:別れの曲~ショパン名曲集

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フレデリック・ショパンについて

ルイ=オーギュスト・ビソンによる晩年のショパン
出典:wikipedia

作品紹介に行く前に、ショパンについてすこ〜しだ解説します。
生涯や作品の特徴・魅力を知った上で作品に触れると、
より一層、ショパン作品に親しみを感じられるはずです。

1. ショパンってどんな作曲家?

フレデリック・ショパン(1810〜1849)は、ポーランド生まれの作曲家・ピアニストで、
「ピアノの詩人」とも呼ばれています。

幼い頃からピアノの才能を発揮し、ワルシャワで音楽を学びました。
20歳のときにウィーンへ渡り、その後パリを拠点に活動を続けます。

ショパンは演奏活動よりも作曲に力を入れており、
ピアノ独奏曲を中心に多くの名曲を生み出しました。

ショパンの音楽の特徴は、美しい旋律と繊細な表現にあります。
特に「ノクターン(夜想曲)」や「バラード」、「ポロネーズ」などのジャンルは、
ショパンを象徴する作品として知られています。

ショパンの音楽は、当時のパリのサロン文化と深く結びついており、
彼の演奏は上流階級の人々を魅了しました。

ショパンは生涯を通じて病気がちだっため、39歳という若さで亡くなりましたが、
彼が生み出した音楽は、今なお世界中で愛され続けています。

ショパンのデスマスク:クレサンジェ作 出典:wikipedia

2. ショパンの音楽の特徴

ショパンの音楽は、とても情感豊かで、独特のリズムや美しいメロディが特徴です。
特に、ポーランドの民族音楽の影響を受けた「ポロネーズ」や「マズルカ」では、
力強さと郷愁が入り混じった独自の雰囲気を醸し出しています。

また、「ルバート奏法」と呼ばれる、テンポを自由に揺らす技法をよく使っているのもポイントです。

この奏法は演奏者の個性が際立たせ、同じ曲でも弾く人によって印象が変わります。

さらに、ショパンの音楽には「ベルカント(美しい歌声)」の要素も取り入れられており、
まるでピアノが歌っているかのように聞こえます。

特に「ノクターン」や「エチュード」などでは、
この流れるような旋律美が存分に発揮されており、ぜひ聴いていただきたい作品です。

ショパンの曲には技術的に難しいものも多いですが、
初心者でも聴いて楽しめる曲がたくさんあります。

ピアノ1台で壮大な世界を描き出す力を持っているのが魅力です。

3. ショパンのピアノ曲を楽しむポイント

ショパンの音楽は、ただ聴くだけでも美しさを感じられますが、曲の背景を知るとより深く楽しむことができます。

例えば、「ノクターン(夜想曲)」は、夜の静けさや幻想的な雰囲気を表現した曲が多く、
リラックスして聴くのにぴったりです。

一方、「バラード」は物語性が強く、
まるで音楽で語る小説のようなドラマティックな展開を持っています。

また、ショパンの音楽は演奏者によって解釈が異なるのも面白いポイントです。

彼自身も「演奏者の自由な表現を大切にするべきだ」と考えていたため、
同じ曲でもピアニストによってまったく違う印象を受けることがあります。

YouTubeなどでいろいろな演奏を聴き比べて、
自分の好きなショパンのスタイルを見つけるのもおすすめです。

さらに、ショパンの曲には「短くてシンプルだけど美しい曲」も多いので、
初心者でも親しみやすいです。

例えば、「前奏曲第7番」や「ワルツ第9番(別れのワルツ)」などは、
長すぎず、メロディも覚えやすいので気軽に楽しめます。
まずはリラックスした雰囲気で、好きな曲から聴いてみるのがいいですね。

ショパンと親交のあった作曲家

多くの作曲家と親交を深めたショパン。
フランツ・リスト
ロベルト・シューマン
エクトル・ベルリオーズ
などの作曲家の名前も覚えておくと良いかもしれません。

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ショパンのピアノ曲15選【クラシック初心者必聴!】

ショパンのピアノ曲は、美しく繊細なものから情熱的でドラマティックなものまで幅広く、
初心者でも楽しめる名曲がたくさんあります。
今回は、テーマごとに分けて15曲を紹介します!

1. ショパン初心者におすすめ!まずはこの3曲

ノクターン第2番 変ホ長調 Op.9-2

ショパンの代表作のひとつで、穏やかでロマンティックな雰囲気が魅力的な曲。繊細な旋律と美しい装飾音が心地よく、クラシック初心者にも聴きやすい一曲です。

子犬のワルツ 変ニ長調 Op.64-1

軽快なリズムと可愛らしいメロディが特徴で、「子犬がくるくる回る様子」を表現したといわれています。ショパンの親しみやすさを感じられる、明るく楽しいワルツです。

雨だれの前奏曲 変ニ長調 Op.28-15

一定のリズムで刻まれる音が、降りしきる雨を思わせる幻想的な曲。穏やかな雰囲気の中に、ドラマチックな展開があるのも魅力です。

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2. 感動のドラマ!ストーリー性のある曲

バラード第1番 ト短調 Op.23

物語を語るような展開が魅力のバラード。静かに始まりながらも、途中で情熱的なクライマックスを迎え、聴き手を引き込む名曲です。

演奏:クリスティアン・ツィマーマン

アニメ『四月は君の嘘』でも有名になりました。

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スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31

「スケルツォ」とは「冗談」という意味ですが、この曲は荘厳でドラマティック。力強い冒頭から優美な旋律へと展開し、映画のようなストーリーを感じさせます。

演奏:クリスティアン・ツィマーマン

幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66

ショパンの中でも特に人気の高い曲。疾走感のあるメロディと、ロマンティックな中間部の対比が印象的で、まるで夢の中を駆け抜けるような感覚になります。

3. エネルギッシュでかっこいい曲

英雄ポロネーズ 変イ長調 Op.53

壮大で力強い響きが特徴のポロネーズ。
華やかで迫力のある曲調が魅力的で、ショパンの情熱が詰まった一曲です。

革命のエチュード ハ短調 Op.10-12

激しい和音と駆け抜けるような旋律が印象的な、ショパンの代表的なエチュード。
ショパンがポーランドの反乱を知った際の感情が込められているともいわれています。

黒鍵のエチュード 変ト長調 Op.10-5

右手のメロディがほぼ黒鍵のみで演奏されることから名付けられた曲。
軽快で華やか、遊び心のあるリズムが特徴で、聴いているだけで楽しい気分になります。

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4. 夜に聴きたい!しっとりロマンティックな曲

ノクターン第20番 嬰ハ短調(遺作)

映画『戦場のピアニスト』にも使われた、美しく切ないメロディが魅力の曲。
静かで幻想的な雰囲気があり、夜にしっとりと聴きたい名曲です。

ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op.64-2

どこか切なく、儚げな雰囲気のあるワルツ。
流れるような旋律と華やかな中間部の対比が美しく、
ショパンらしい優雅さを感じられる一曲です。

バラード第4番 ヘ短調 Op.52

ショパンのバラードの中でも特に完成度が高いとされる作品。
繊細で情緒的な旋律が心を打ち、深みのある美しさを持つ曲です。

5. ショパンの民族色を感じる曲

マズルカ第5番 変ロ長調 Op.7-1

ポーランドの民族舞踊「マズルカ」のリズムが生かされた一曲。
明るく跳ねるような旋律が特徴で、ショパンの故郷への愛を感じられます。

ノクターン第13番 ハ短調 Op.48-1

夜想曲の中でも比較的重厚な雰囲気を持つ作品。静かに始まりながらも、
途中で劇的な盛り上がりを見せる、壮大なスケール感が魅力です。

ワルツ第1番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」

舞踏会にぴったりな華やかで煌びやかなワルツ。
明るく軽快なリズムが特徴で、ショパンの優雅な作風を存分に味わえる曲です。

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ショパンのピアノ曲15選:まとめ

ショパンのピアノ曲は、ロマンティックなものから情熱的なものまでさまざま。

気分に合わせて聴き分けてみると、よりショパンの音楽を楽しめるはずです。
ぜひ、みなさんのお気に入りの一曲を見つけてみてください!

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