篠原悠那さんは、カルテット・アマービレの第1ヴァイオリン奏者、そして日本センチュリー交響楽団の客員コンサートマスター※という二つの肩書きを持つ、日本の若手クラシック界を牽引する実力派ヴァイオリニストです。
卓越した演奏技術と表現力で国内外の聴衆を魅了し続ける篠原さんについて、
「どんな経歴を持っているの?」
「結婚はしているの?」
「ヴァイオリンを始めたきっかけとなったお父様はどんな人?」
といった、ファンやクラシック音楽ファンが知りたい情報をリサーチし、ご紹介。
最新のコンサート情報も含め、篠原悠那さんの多角的な魅力に迫ります。
記事内では、素晴らしい演奏動画も紹介していますので、ぜひご視聴くださいね!
※参考|日本センチュリー交響楽団より
ヴァイオリニスト篠原悠那さんのプロフィールと基本情報
出典:YouTube
サン=サーンス作曲「序奏とカプリチオーソ」
まず、世界的な舞台で活躍する篠原悠那さんの基本的なプロフィールと、現在の活動状況を整理してみましょう。
福井県坂井市育ちの若手実力派として、ソリスト、室内楽、オーケストラと、クラシック音楽のあらゆる分野で活躍されています。
| 氏名 | 篠原 悠那(しのはら ゆうな) |
| 生年月日 | 1993年8月 |
| 出身地 | 北海道生まれ、福井県坂井市育ち |
| 職業 | ヴァイオリニスト |
| 主要な所属 | 弦楽四重奏団「カルテット・アマービレ」第1ヴァイオリン |
| 日本センチュリー交響楽団 客員コンサートマスター(2024年1月1日付就任) | |
| レーベル | ソニーミュージック(EPIC SONY)所属アーティスト |
| 最終学歴 | 桐朋学園大学大学院修士課程 修了 |
| 師事歴 | ヴァイオリン:山下金彌、辰巳明子、マキシム・ヴェンゲーロフ、篠崎史紀 ほか |
| 使用楽器 | 1832年製 G.F.プレッセンダ “ex Carl Flesch”(宗次コレクションより貸与) |
ソリスト、室内楽、オーケストラの三刀流をこなす稀有な存在
篠原悠那さんは、ソリストとして著名なオーケストラと共演を重ねる一方、弦楽四重奏団「カルテット・アマービレ」の第1ヴァイオリン奏者として活動の中心を置いています。
カルテット・アマービレは、2016年のARDミュンヘン国際音楽コンクールで第3位に入賞※するなど、世界的な実績を持つ日本を代表する四重奏団です。
さらに、上述の通り、2024年1月からは日本センチュリー交響楽団の客員コンサートマスターに就任。
オーケストラ全体を牽引する重要なポストも兼任しています。
ソリストとしての個性と、室内楽で培った協調性、そしてオーケストラの核としてのリーダーシップ、そのすべてが高いレベルで求められる、類い稀なキャリアと言えるでしょう。
※参考|せんくら|Artist|篠原悠那
アニメファンにも知られる演奏家としての顔
出典:YouTube
篠原さんの名をクラシック音楽ファン以外にも広めた大きな要因の一つといえば、そう、2014年に放送されたフジテレビ系アニメ『四月は君の嘘』への参加です。
このアニメでヒロインである天才ヴァイオリニスト・宮園かをりの演奏モデルアーティストを務め、その迫力ある、感情豊かな演奏は、作品を通じて多くのアニメ視聴者や若者にクラシック音楽の魅力を伝えました。
アニメの世界とクラシック音楽界を繋ぐ架け橋としても、篠原悠那さんは大きな役割を果たしています。
ネタバレなので言いませんが、ショパンのバラードのシーンは感動ものです!
卓越した技術を築いた篠原悠那さんの音楽教育と経歴
出典:YouTube
カルテット・アマービレによる演奏です!
篠原悠那さんがどのようにして世界的レベルの技術と知性を身につけてきたのか、その教育背景と輝かしい経歴を深掘りします。
4歳からスタートした研鑽の道
4歳からヴァイオリンを始めた篠原さん。
幼少期から山下金彌さん、辰巳明子さんといった日本の著名な指導者たちに師事し、基礎を徹底的に固めました。
小学生の頃から「いしかわミュージックアカデミー」など、集中的な講習会に継続的に参加。
早期からプロの演奏家としての心構えと技術を磨き上げています。
なかでもに、幼少期に全日本学生音楽コンクール小学校の部(大阪大会)で第1位を獲得※するなど、その才能は早くから開花しており、着実に国内トップクラスの階段を登っていきました。
※参考|ソニーミュージック・オフィシャルサイトより
篠原さんの学歴は?日本とスイスで受けた最高峰の音楽教育
これまでの篠原さんの学歴を時代ごとに紹介します。
- 桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業:高校の時点で、すでに群を抜いた実力を持っていたことがうかがえますね。
- 桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース修了:限られた優秀な学生のみが入れる、ソリスト養成のためのエリートコース。
- 国際メニューイン音楽アカデミー(スイス)で研鑽:スイスの名門アカデミーで、世界的ヴァイオリニストであるマキシム・ヴェンゲーロフさんに師事。国際的な視点と、より洗練された演奏技術を学びました。
- 桐朋学園大学大学院修士課程修了:国内外で実績を積んだ後も、自身の音楽的探究心を深めることを怠らず、アカデミックな研鑽も積み重ねています。
日本の最高峰の音楽教育機関に加え、世界的なマエストロであるヴェンゲーロフさんの教えを受けた経験は、篠原さんの演奏に深い表現力と確かな国際感覚をもたすきっかけとなったことでししょう。
また、霧島国際音楽祭や宮崎国際音楽祭など、国内外の音楽祭にも多数参加し、研鑽を積んできました。
篠原悠那さんの使用楽器:1832年製の名器
篠原悠那さんが現在使用しているヴァイオリンは、1832年製 G.F.プレッセンダ “ex Carl Flesch”です※。
この名器は、宗次コレクションより貸与を受けているもので、これまで名だたるヴァイオリニストたちに愛されてきました。
プレッセンダ特有の豊かで深みのある響きは、篠原さんの情熱的かつ知的な演奏スタイルをさらに引き立て、聴衆に強い感銘を与えています。
楽器との出会いも、演奏家としてのキャリアや音楽性に不可欠な要素となっていることは間違いありません。
※参考|せんくら|Artist|篠原悠那
国内外での輝かしい受賞歴(カルテット・アマービレの実績含む)
出典:YouTube
メンデルスゾーン作曲「ピアノトリオ第1番」
篠原悠那さんの経歴は、数多くの権威あるコンクールでの上位入賞によって裏付けられています。
ソリストとして、室内楽奏者としてのこれまでの実績を見てみましょう。
ソリストとしての実績
最も大きな実績の一つが、高校在学中の2011年に受賞した第80回日本音楽コンクール ヴァイオリン部門での第2位および岩谷賞(聴衆賞)です。
日本で最も権威のあるコンクールの一つで優秀な成績を収めたことに加え、聴衆賞を同時に受賞したことは、その演奏が技術だけでなく、多くの人々の心を動かす力を持っていたことの証と言えるでしょう。
また、宗次ホール・ツィゴイネルワイゼン・ヴァイオリンコンクールでの第1位や、2012年の第2回ガダニーニコンクールでの第1位なども、篠原さんのソリストとしての実力を確固たるものにしています※
| 年 | 受賞内容(ソリスト) |
| 2004 | 第58回全日本学生音楽コンクール 小学校の部 大阪大会 第1位 |
| 2006 | 第10回ヴィエニャフスキ国際コンクール (ポーランド) ジュニア部門 第3位 |
| 2011 | 第80回日本音楽コンクール ヴァイオリン部門 第2位、並びに岩谷賞 (聴衆賞) |
| 2012 | 第2回ガダニーニコンクール 第1位 |
| 2013 | 第11回東京音楽コンクール 弦楽部門 第2位 |
※参考|ソニーミュージック・オフィシャルサイトより
カルテット・アマービレとしての世界的な功績
この四重奏団は、2016年にクラシック界で最も権威あるコンクールの一つである第65回ARDミュンヘン国際音楽コンクールの弦楽四重奏部門で第3位および特別賞を受賞するという快挙を達成。
このコンクールは過去に優勝者なしという結果も出るほど審査が厳しいことで知られており、その中での第3位入賞は、彼らが世界トップレベルの実力を持つことを明確に示しています。
さらに、その音楽界への貢献と将来性が評価され、第22回ホテルオークラ音楽賞や第17回岩城宏之音楽賞など、日本国内の重要な音楽賞も多数受賞しています。
篠原悠那さんがソリストとしてだけでなく、アンサンブルの核としても極めて優秀な音楽家であることの証明ですね!
篠原悠那さんを育んだ家族の物語:お父様のエピソード
世界的ヴァイオリニストとして活躍する篠原悠那さんが、どのようにして音楽への道に進んだのか、その背景には温かい家族のエピソードがあります。
ヴァイオリンを始めたきっかけはお父様の願い
篠原悠那さんが4歳でヴァイオリンを習い始めた最も大きなきっかけは、お父様の存在とのこと。
娘と一緒に音楽を楽しむことを夢見る、温かく音楽的な父親の願いが、今日の世界的ヴァイオリニストを生み出したと言えるでしょう。
両親それぞれの希望が合わさり、4歳からヴァイオリンを習い始め、同時にバレエも習い事として続けるという、音楽と芸術に満ちた家庭環境で育ちました。
公開されている情報はお父様の愛情に留まる
篠原悠那さんのご家族は、そのプライバシーを大切にされており、一般に公開されている情報では、お父様の職業や氏名といった詳細なプロフィールは明かされていません。
「ヴァイオリンを習わせた父」といった、音楽キャリアに影響を与えた部分にのみ言及が留まっています。
篠原さんのメディア露出が音楽活動と実績に重点を置いていることからも、家族のプライベートを尊重している姿勢がうかがえますね!
篠原悠那さんは結婚している?プライベートな情報の現状
多くのファンが気になる篠原悠那さんのプライベート、とくに「結婚の有無」についてもリサーチしました。
結論から述べると、2025年12月現在、篠原悠那さんの公的プロフィール、インタビュー、公式サイト、ニュースリリースなど、いかなる一次情報においても「結婚」や「夫・配偶者」に関する具体的な記載は確認できませんでした。
公式サイトやSNSでの情報発信は、主に演奏活動、受賞歴、コンサート情報といった音楽にまつわる内容に絞られています。
トップレベルのクラシック演奏家は、演奏活動や練習、研究に膨大な時間を費やします。
篠原悠那さんの情報発信が音楽にフォーカスされていることからも、現在はヴァイオリニストとしてのキャリアに専念している様子がうかがえますね。
今後、もし結婚に関する発表があった際には、公式サイトやソニーミュージックからの公式アナウンスを待つのが最良です。
公式Instagramでもチェック!
2026年:篠原悠那さんが出演する主要コンサート情報
出典:YouTube
ソロ、室内楽、オーケストラと多忙を極める篠原悠那さんですが、2026年もすでに注目の公演が目白押しです。
ここでは、篠原さんの多様な才能を堪能できる、形式の異なる主要な3つのコンサート情報をピックアップして紹介します。
詳細については、各コンサート会場リンクからご確認ください!
| 日程 | 公演名 | 会場 | 形式・共演者など |
| 2026年2月6日(金) 19:00 | カルテット・アマービレ ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会 Vol.5 | 王子ホール (銀座) | 弦楽四重奏(第1ヴァイオリン:篠原悠那さん)。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第5番・第15番を演奏。 |
| 2026年3月28日(土) 15:00 | センチュリー豊中名曲シリーズ Vo. 37 「花」初耳花言葉 | 豊中市立文化芸術センター 大ホール | 協奏曲(ソリスト)。ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集『四季』を指揮者なしで演奏。日本センチュリー交響楽団と共演。 |
| 2026年1月19日(月) 18:00 | 磯村和英 傘寿記念コンサート | サントリーホール ブルーローズ (小ホール) | 室内楽(共演:小川響子さん、伊東裕さんほか)。日本のベテラン演奏家や若手実力派が集う記念公演。 |
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チケットの発売状況や最新の追加公演については、ソニーミュージックによる篠原悠那さんの公式サイト、カルテット・アマービレの公式サイト、および出演ホール(王子ホール、Hakuju Hall、日本センチュリー交響楽団など)の公演情報ページを随時確認することをおすすめします。
篠原悠那さんの経歴・プロフィール:まとめ
ヴァイオリニストの篠原悠那さんは、揺るぎない技術と多岐にわたる活動領域で、日本のクラシック音楽界に欠かせない存在と言えるでしょう。
幼少期からのたゆまぬ努力と、世界的な教育、そしてご家族の温かい愛情に支えられ、今後ますます深みを増していくに違いありません!
ソリストとして、室内楽奏者として、そしてオーケストラのリーダーとして、常に新たな挑戦を続ける篠原悠那さんの活躍から、今後も目を離せませんね!
最後に、記事のポイントを総括します。
- 多才な肩書き: 篠原悠那さんは、カルテット・アマービレの第1ヴァイオリン、日本センチュリー交響楽団の客員コンサートマスターという二つの重要なポジションを兼任。
- 最高峰の学歴: 桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業後、桐朋学園大学大学院修士課程を修了し、国際メニューイン音楽アカデミーでマキシム・ヴェンゲーロフさんに師事するなど、国内外で最高峰の音楽教育を受けています。
- 世界的受賞歴: ARDミュンヘン国際音楽コンクール第3位(カルテット・アマービレ)、日本音楽コンクール第2位・岩谷賞など、ソリストとしても室内楽奏者としても世界レベル。
- ヴァイオリンを始めたきっかけ: ピアノを弾くお父様が「自分の伴奏で一緒に演奏したい」と考えたことが、4歳でヴァイオリンを始めた動機。
- 結婚の有無: 2025年12月現在、公式プロフィールやニュース等で結婚に関する事実は一切公表されておらず、プライベート情報は音楽活動に焦点が当てられています。




















