優雅で情熱的な演奏で、多くの聴衆を魅了し続けている、千住真理子さん。
「天才少女」として12歳でプロデビューを果たして以来、常に音楽界の第一線を走り続ける彼女ですが、そのプライベートな側面や、彼女を支える家族、そして愛用する楽器については、意外と知られていないかもしれません。
この記事では、そんな千住真理子さんの輝かしいキャリアから、気になる結婚歴、芸術一家として知られる兄弟、そして「値段が衝撃的」と噂される愛用のヴァイオリン「ストラディヴァリウス」の秘密まで解説します。
この記事を読めば、千住真理子さんの魅力をより深く知れますよ!
千住真理子さんの経歴・プロフィール|天才少女から世界の舞台へ
出典:YouTube
まずは、千住真理子さんの輝かしい経歴とプロフィールを紹介します。
項目 | 内容 |
名前 | 千住 真理子(せんじゅ まりこ) |
生年月日 | 1962年4月3日 |
出身地 | 東京都杉並区 |
学歴 | 慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻 卒業 |
職業 | ヴァイオリニスト |
千住真理子さんは、まさに「音楽の申し子」と呼ぶにふさわしい天才です。
- 12歳: NHK交響楽団と共演し、プロのヴァイオリニストとしてデビュー。その早熟な才能は、多くの音楽ファンに衝撃を与えました。
- 15歳: 日本で最も権威あるコンクールの一つ「日本音楽コンクール」で、史上最年少での優勝を果たします。
- 17歳: ヴァイオリニストの登竜門として知られる「パガニーニ国際コンクール」で第4位に入賞し、国際的な評価を確立しました。
ちなみに、慶應義塾大学では哲学を学び、知性と感性を磨きながら、ヴァイオリニストとしての道を究めていきました。
これだけでも、凄すぎる!
大学卒業後は、世界的指揮者ジュゼッペ・シノーポリにその才能を認められ、ロンドンやローマでソロ・デビュー。以降、世界各国のオーケストラと共演し、リサイタルを開催するなど、国際的な名声を不動のものとしています。
その功績は高く評価され、文化庁芸術作品賞(1993年)やモービル音楽賞奨励賞(1995年)など、数々の栄誉ある賞を受賞しています。
千住真理子さんの結婚歴は?現在は独身で子供はいる?
出典:YouTube
華やかなキャリアを歩む一方で、千住真理子さんのプライベート、特に結婚については多くの関心が寄せられています。
結論から言うと、千住真理子さんはこれまでに2度の結婚と離婚を経験されており、現在は独身です。お子さんはいません。
一度目の結婚は20代の頃。お相手は4歳年上の医師でしたが、結婚から約1年で離婚に至りました。その理由は、相手の知られざる一面を知ってしまったことだとされています。
二度目の結婚は30代の一般男性とでしたが、こちらも残念ながら離婚という結果に。「穏やかな結婚生活を自分はできそうにない」と、演奏家としての人生を優先する決断をされたようです。
音楽に人生を捧げる彼女の強い意志が感じられるエピソードですね。
千住真理子さんのご兄弟もすごい!
出典:YouTube:Akira Senju Vox / 千住明 公式チャンネル様より
千住真理子さんの才能を語る上で欠かせないのが、彼女が育った「千住家」という特別な環境です。
- 父:千住 鎮雄(しずお)氏
- 工学者で、慶應義塾大学の名誉教授。
- 母:千住 文子(ふみこ)氏
- エッセイストや教育評論家として活躍。
- 長兄:千住 博(ひろし)氏
- 日本を代表する日本画家。
- 次兄:千住 明(あきら)氏
- 数々のドラマや映画音楽を手がける作曲家。
まさに、各界の第一人者が揃った「芸術界のサラブレッド一家」です。特に、お二人の兄「千住ブラザーズ」は、それぞれの分野で世界的な名声を博しています。
博さんと明さんの経歴を以下に簡単にまとめました。
長兄・千住博(日本画家)
長兄の千住博さんは、「ウォーターフォール」シリーズで知られる日本画家です。
滝や崖といった壮大な自然をモチーフにした作品は、日本画の伝統と現代的な表現を融合させたと高く評価されています。
1995年には、美術界のオリンピックともいわれる「ヴェネツィア・ビエンナーレ」で名誉賞を受賞。これは東洋人として初の快挙であり、その名を世界に轟かせました。
次兄・千住明(作曲家)
次兄の千住明さんは、ドラマ『砂の器』やアニメ『機動戦士Vガンダム』など、数えきれないほどの映像音楽を手がける作曲家です。クラシックからポップスまでジャンルを超えた才能を発揮し、日本アカデミー賞最優秀音楽賞を何度も受賞しています。
NHK『日曜美術館』のキャスターを務めた経験もあり、お茶の間にも馴染み深い存在です。
妹の真理子さんと兄の明さんは、音楽家として共演することも多く、千住家の才能が集結するコンサートは常に大きな話題を呼んでいます。
千住真理子さんの愛用バイオリンは3億円の”デュランティ”!
出典:YouTube
千住真理子さんの演奏を支える最も重要なパートナーが、彼女の愛用するヴァイオリンです。
その名は「ストラディヴァリウス “デュランティ”」。
ヴァイオリンの最高峰として知られるストラディヴァリウスの中でも、特に歴史的価値が高いとされる伝説の名器です。
気になるそのお値段ですが、千住さんが2002年に購入した際の価格は、推定2億~3億円と言われています。正確な価格は公表されていませんが、とてつもない価値を持つことだけは間違いありません。
なぜ、このヴァイオリンはそれほどまでに高価なのでしょうか?
300年の眠りから覚めた奇跡の楽器
「デュランティ」が製作されたのは1716年。名工アントニオ・ストラディヴァリの技術が頂点に達した「黄金期」の作品と言われています。
このヴァイオリンは、かつてローマ教皇クレメンス14世に献上された後、約300年間、ほとんど誰にも演奏されることなく眠っていたとのこと。
しかし、長年眠っていたことで、楽器は製作当時に近い奇跡的な状態で保存されていました。
そのため、まさに「ストラディヴァリウスの真の音」とも言える芸術作品と言えるでしょう。
千住真理子さんは、この「デュランティ」と運命的な出会いを果たし、その初代所有者となりました。
現在、千住家では温度23℃、湿度30~40%という徹底した管理のもと、この国宝級のヴァイオリンを大切に保管されているとのことです。
千住真理子さんの2025年下半期以降の主なコンサート情報
いずれもデビュー50周年記念公演として、全国各地で開催予定です。
日時 | 会場 | 公演内容・共演等 |
---|---|---|
9月2日(火)19:00 | 鹿児島・宝山ホール | デビュー50周年記念リサイタル |
9月3日(水)19:00 | 熊本・熊本県立劇場 | デビュー50周年記念リサイタル |
9月6日(土)14:30 | 愛知・知立リリオ・コンサートホール | デビュー50周年記念リサイタル |
9月7日(日)14:00 | 東京・ルネこだいら大ホール | ピアノ:山中惇史 |
9月14日(日)14:00 | 東京・サントリーホール | 指揮:岩村力、東京フィル |
9月21日(日)14:00 | 大阪・ザ・シンフォニーホール | 指揮:岩村力、ドラマティック・コンチェルト |
9月29日(月)19:00 | 北海道・札幌コンサートホールKitara | ドラマティック・コンチェルト |
11月22日(土) | 京都・ロームシアター京都 | J.S.バッハ:無伴奏全曲演奏会 |
このほかにも追加公演や詳細が発表される可能性があります。最新情報は千住真理子さん公式サイトや主催者サイトでご確認ください!
公式Instagramでも情報発信されています。
千住真理子さんの経歴・プロフィール:まとめ
今回は、世界的ヴァイオリニスト千住真理子さんの経歴からプライベート、そして彼女を支える家族と愛器についてご紹介しました。
- 12歳でプロデビューを果たした「天才少女」
- 現在は独身で、音楽に人生を捧げる
- 兄は日本画家・千住博と作曲家・千住明という芸術一家
- 愛用バイオリンは3億円ともいわれる「ストラディヴァリウス “デュランティ”」
輝かしいキャリアの裏には、音楽への深い愛情と、芸術一家ならではの豊かな感性がありました。そして、300年の時を超えた奇跡のヴァイオリン「デュランティ」と共に、彼女はこれからも私たちに感動を与え続けてくれることでしょう。
千住真理子さんの今後の活躍から、ますます目が離せません!