この記事では、人気ヴァイオリニスト・髙木凜々子(たかぎ りりこ)を紹介します!
その指先から紡ぎ出される音色は、時に情熱的に、時に繊細に聴く者の心を揺さぶる——。
若くして数々の国際コンクールを制し、クラシック界の未来を担う逸材として熱い視線が注がれているヴァイオリニスト・髙木凜々子(たかぎ りりこ)さん。
そんな髙木凜々子さんについて、
- どんな経歴を歩んできたの?詳しいプロフィールが知りたい!
- 出身高校や大学はどこ?どんな英才教育を受けてきたの?
- 「昔はどうだった?」天才少女時代の活躍は?
- プライベートでは結婚してる?身長はどのくらい?
- 愛用するストラディヴァリウスはどんな楽器?
- 最近の活動や今後のコンサートは?
といった疑問や関心をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、今最も輝いているヴァイオリニストの一人、髙木凜々子さんの華麗なるプロフィールと経歴、その実力と評判、そして気になるプライベートの謎まで解説します。
髙木凜々子の経歴・プロフィール|音楽一家に生まれたサラブレッド
出典:YouTube
まずは、髙木凜々子さんの基本的なプロフィールと、その輝かしいキャリアの軌跡をご紹介します。
項目 | 内容 |
名前 | 髙木 凜々子(たかぎ りりこ) |
生年月日 | 1996年9月5日 |
年齢 | 28歳(2025年7月現在) |
出身地 | 神奈川県横浜市 |
身長 | 158cm |
学歴 | ・東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校 卒業・東京藝術大学 音楽学部器楽科 卒業・桐朋学園大学大学院 修士課程 在学中 |
師事 | 星はるみ、篠崎功子、清水髙師 |
使用楽器 | ストラディヴァリウス「Lord Borwick」(1702年製) |
髙木凜々子さんの物語は、まさに音楽と共に始まりました。彼女が生まれたのは、両親ともにプロのオーケストラ「読売日本交響楽団」で活躍するヴァイオリニストという、音楽のエッセンスに満ちた家庭。物心つく前から、家には常にクラシック音楽が流れ、両親が奏でるヴァイオリンの音色が子守歌代わりだったのかもしれません。
お父様の髙木敏之さんは読売国際交響楽団所属のヴァイオリニスト。 お母様の井上雅美さんも同楽団のヴァイオリニストです。
出身高校・大学は?日本最高峰の英才教育の軌跡
髙木凜々子さんの学歴は、日本のクラシック音楽教育における「王道」とも言える、輝かしいものです。
- 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校 卒業
- 東京藝術大学 音楽学部器楽科 卒業
中学時代から数々のコンクールで頭角を現した高木さんは、高校受験で、日本全国から才能ある若者が集まる最難関、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校(通称:芸高)に進学します。
高校卒業後は、そのまま内部進学する形で、日本の芸術教育の頂点である東京藝術大学へ。ここでもトップクラスの成績を維持し、ソリストとしての技術と音楽性に磨きをかけていきました。
髙木凜々子さんの実力と評判は?圧巻の受賞歴が物語る才能
出典:YouTube
髙木凜々子さんの「実力」と「評判」を最も雄弁に物語るのが、その輝かしい受賞歴です。小学生の頃から、彼女は常にコンクールの頂点に立ち続けてきました。
小学生の頃から国内の主要なコンクールを次々と制覇。その才能は早くから国内に留まらず、高校1年生でオーストリアの国際コンクールで第1位を獲得するなど、世界を舞台にその実力を証明してきました。
特に、ハンガリーで開催されたバルトーク国際ヴァイオリンコンクールでの第2位は、彼女のキャリアにおける大きな成果の一つとなりました。
これは世界中から実力者が集まるメジャーな国際コンクールであり、ここでの上位入賞は、彼女が世界トップクラスのヴァイオリニストであることを明確に示しました。
また、国内で最も権威のある東京音楽コンクールや日本音楽コンクールでも立て続けに入賞しています。
髙木凜々子さんは結婚はしてる?身長は?気になるプライベート
ステージ上で華麗な演奏を披露する髙木さんですが、そのプライベートはどのようなものなのでしょうか。
結婚相手はいる?
結論から言うと、2025年7月現在、髙木凜々子さんが結婚しているという公式な情報はありません。
SNSなどでも特定のパートナーの存在を公表しておらず、現在は音楽家としてのキャリアを最優先に、演奏活動と大学院での研究に情熱を注いでいるようです。
身長とステージでの存在感
髙木さんの公式な身長は158cmです。日本人女性としては平均的な身長ですが、広大なコンサートホールで、たった一人でオーケストラと対峙する彼女の姿は、とても大きく見えます。
これは、彼女が持つ圧倒的な集中力と、後述する歴史的な名器ストラディヴァリウスから放たれる輝かしい音色が、彼女の身体的なサイズを超えた強大なオーラを生み出しているからかもしれません。
その小さな身体からほとばしる情熱的な音楽は、多くの聴衆に驚きと感動を与えています。
髙木凜々子さんの使用楽器はストラディヴァリウス「Lord Borwick」
出典:YouTube
髙木凜々子さんの演奏を語る上で、絶対に欠かせないのが、彼女の右腕である愛器の存在です。彼女が現在使用しているのは、ヴァイオリンの最高峰として知られるアントニオ・ストラディヴァリが製作した、1702年製の「Lord Borwick」。
300年の時を超えた奇跡の音色
この楽器は、ストラディヴァリの製作活動が最も充実していた「黄金期」と呼ばれる時代に作られた、まさに奇跡の一本です。
現在は、日本の黒澤楽器店が所有しており、その類まれな才能に惚れ込んだ同社から、2020年より髙木さんに特別に貸与されています。
最初の所有者であったイギリス貴族「ボーウィック卿(Lord Borwick)」の名を冠し、300年以上の時を経て、数々の名演奏家の手を渡り歩いてきました。
楽器との対話、そして一体化へ
髙木さん自身、この伝説的な楽器を初めて手にした時、「楽器にまだまだ手が負えない」と感じるほど、そのポテンシャルの高さと扱いの難しさに圧倒されたと語っています。しかし、約7ヶ月もの間、来る日も来る日も楽器と向き合い、対話を重ねることで、ついにその魂を共鳴させることに成功します。
彼女は「Lord Borwick」の音色を、「キラキラして艶やかで、一度聴いたら忘れられない音色」と表現します。この楽器と一体となることで、彼女は「聴く人の心に深く音楽を届けられる」と確信しているのでしょうね。
髙木凜々子さんの現在の活躍と今後の展望
出典:YouTube:髙木凜々子 ヴァイオリンチャンネル様より
髙木凜々子さんの活躍は、コンサートホールの中だけにとどまりません。
コンサート情報などについては、オフィシャルサイトでご確認ください!
現代のアーティストとしての発信力
彼女は、YouTube、Instagram、TikTokといったSNSを積極的に活用し、自身の演奏動画や日常を発信しています。クラシック音楽の敷居を下げ、より多くの人々にその魅力を伝えようとする姿勢は、現代のアーティストならではのものです。
公式Instagramより
ソリスト、そしてオーケストラの一員として
ソリストとして国内外のオーケストラと共演を重ねる一方、2025年度からはパシフィックフィルハーモニア東京のアーティスティック・パートナーに就任。オーケストラの一員としても、その音楽的才能を発揮していくことになります。
録音活動での快挙
2024年には、ヴァイオリニストにとっての聖典ともいえる「バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」の全曲集をリリース。これは、日本人として最年少での全曲録音という快挙であり、彼女の音楽家としての深い知性と成熟度を示すものとして、高い評価を受けました。
>>アマゾン:J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006 (全6曲) / 髙木凜々子
髙木凜々子さんの経歴・プロフィール:まとめ
今回は、若き天才ヴァイオリニスト・髙木凜々子さんについて、そのプロフィールや輝かしい経歴、気になるプライベート、そして彼女を支える伝説の名器まで、深く掘り下げてご紹介しました。
- 経歴・学歴: プロのヴァイオリニストである両親のもとに生まれ、芸高・藝大という日本最高峰の音楽教育を受けてきたエリート。
- 実力と評判: 小学生の頃から国内外の主要なコンクールを次々と制覇。その実力は世界レベルで高く評価されている。
- 結婚・身長: 2025年現在、結婚はしておらず独身。身長は158cm。
- 使用楽器: 300年以上の歴史を持つ伝説の名器、ストラディヴァリウス「Lord Borwick」を操る。
- 現在の活躍: ソリスト、オーケストラ奏者、そしてSNSでの発信と、多彩な活動でクラシック音楽の魅力を広めている。
音楽一家のサラブレッドという運命を背負いながら、自身のたゆまぬ努力と情熱で道を切り拓き、歴史的な名器と心を通わせる髙木凜々子さん。彼女の今後のさらなる飛躍から、ますます目が離せません!
2004年(小学2年): 日本演奏家コンクール 小学校部門 第1位
2005年(小学3年): 全日本ジュニアクラシックコンクール 小学生部門 第1位
2010年(中学2年): 全日本学生音楽コンクール 東京大会 中学生の部 第1位
2012年(高校1年): ベートーヴェン国際コンクール(オーストリア) 第1位
2017年(大学在学中): バルトーク国際ヴァイオリンコンクール(ハンガリー) 第2位
2018年(大学在学中): 東京音楽コンクール 弦楽部門 第2位・聴衆賞
2020年: 日本音楽コンクール バイオリン部門 第3位